公開日: 2025年6月2日

<ご近所さんの生活 第30話 武井 怜>エッセイ漫画 【毎週更新】

baychibainfo
  • シェア
  • twitter

市川市で暮らす、パパ(父)と、おっか(母)と、ごはちゃん(猫)と、私(武井怜)の日常の、漫画と文章です。
ちょっと気になる「ご近所さんの生活」を、我が家のでよかったら、見てもらえたら嬉しいなと思います。

 

【第30話】

『ひとつのことをすると、他にやろうと思っていたことを忘れる話』

私は、よく、ひとつのことをすると、他にやろうと思っていたことを忘れます。例えば、私が、洗濯ものを、ベランダからとりこんで、たたもうと思っているとします。そのときに、洗濯ものは、おやつを食べたあとにやろうと思って、おやつを食べたとします。そうしたら、おやつを食べ終わったときには、洗濯ものをとりこんで、たたむことを忘れている、みたいな感じです。この前も、おっかとふたりで、ひとつのことで盛り上がっていたら、ひとつのことで盛り上がる前に、やろうとしていたことを忘れていた、ということがありました。

おっかと、サギを見られる、名もなき水場を通って、いつものスーパーマーケットに行きました。この日、名もなき水場で、サギを見られたかどうかは、忘れました。おっかが買いものに行くとき、パパは、おっかに、スーパーマーケットで買ってきてほしいものの、おつかいをお願いすることがあります。おっかと私が、家を出発するときに、パパは、お手洗いに入っていました。それで、パパは、パパの買ってきてほしいものを、あとで、おっかのスマホに送っておく、と言っていました。

おっかと私は、スーパーマーケットに着きました。それで、スーパーマーケットに入って、最初にある売り場の、焼きいもの近くで、買いもののカートをとめて、パパからの、買ってきてほしいものの連絡を、確認することにしました。おっかがスマホを開くと、おっかの高校生のときからの友達から、その人のお家の、猫の写真が送られてきていました。おっかは、うれしそうに、私にも、その猫の写真を見せてくれました。おっかと私は、おっかの友達のお家の猫の写真を見ながら、「かわいい」と盛り上がりました。それで、おっかは、そのままスマホを、バッグにしまいました。そして、おっかと私は、買いものを始めようとしました。そうしたら、おっかが、「パパの連絡見るために、スマホ出したんだった」と言いました。私も「あ、そうだった」と、笑いました。

 

<ご近所さんの生活>エッセイ漫画
ほかのお話はこちら

第1話 第2話 第3話 第4話

第5話 第6話 第7話 第8話

第9話 第10話 第11話 第12話

第13話 第14話 第15話 第16話

第17話 第18話 第19話 第20話

第21話 第22話 第23話 第24話

第25話 第26話 第27話 第28話

第29話

 

武井 怜

1988年生まれ。現在、両親と猫と千葉県市川市在住。動物、お笑い、海外のコメディ、甘いもの、お相撲などが好き。コミックエッセイ『気にしすぎガール~この世のあらゆる物事に気を遣いすぎる女の日常~』(KADOKAWA)発売中。

  • シェア
  • twitter

月別アーカイブ