皆さま、はじめまして。武井怜です。私は今、千葉県市川市の実家で、両親と猫のごはんと暮らしています。この4コマ漫画は、市川市に暮らす私たち家族の、超日常エッセイ漫画です。ちょっぴり気になる、けれど知れるようで知れないご近所さんの生活をご覧ください。
連載第一回目は、私たちの自己紹介を、軽くさせていただこうと思います。
父のことは、小さい頃から「パパ」と呼んでいます。パパは、どうやらおしゃれが好きそうです。パパの髪型は、長髪、金髪、エメラルドグリーンのエクステ時代などを経て、気づけば最近は、ブライアン・メイ調で固定されています。
パパは、話が長いので、コミュニケーションにエネルギーを使います。だけど、とっても優しいです。私とパパの共通の趣味もあります。お相撲です。
母のことは、私が小学生の頃から、なぜか「おっか」と呼ぶようになりました。私には、4つ上の姉と2つ上の兄がいるのですが、たぶん、私が母のことを「おっか」と呼び始めたことがきっかけで、パパと兄も、母のことを「おっか」と呼び始めました。でも私は、姉の口から「おっか」と聞いた記憶はありません。だけど、「お母さん」とも聞いた記憶がありません。姉は、おっかのことを、なんと呼んでいるのか…間をとって「おっかさん」でしょうか。
さて、そんなおっかは、お菓子を作ることと、猫をごつくすることが得意です。
猫のごはんのことを、私は「ごはちゃん」と呼びます。パパとおっかは、「ごんちゃん」と呼びます。
「ごんちゃん、トイレの砂変えたよ」
「ごんちゃん、こっちおいで」
「どうしたの?ごんがん」
ごんがん!?
「ごんちゃん」を、ちょっと呼び間違えただけで、ごつい猫に変わります。おっかが天然なおかげで、私の笑いは尽きません。
ごんがんことごはちゃんは、ごつくはないのですが、丸くて大きい爺さん猫です。人間の姿になったら、サンタさんみたいなのかなぁと思います。私やおっかが食べものを手にすると、足元に駆け寄ってきます。だけどヒトの食べものなので、「ごはちゃんにはあげられないんだよ、ごめんね」と言うと、すたすたと廊下に行って、「バカヤロウ!!!」と叫びます。サンタさんがそんなことをしていたら、トナカイがストレスで絶滅してしまっているはずなので、ごはちゃんをサンタさんかなぁと思えるのは、姿に関してだけなんだなと思います。
そして私は、そんな愉快な家族と暮らす36歳です。動物といい天気と、パンとお相撲と、お笑いと海外のコメディと、甘いものが好きです。でも、生クリームは苦手です。そして、ここ市川市が大好きです。これから、よろしくお願いします。
エッセイ漫画<ご近所さんの生活> ほかのお話はこちら
武井 怜
1988年生まれ。現在、両親と猫と千葉県市川市在住。動物、お笑い、海外のコメディ、甘いもの、お相撲などが好き。コミックエッセイ『気にしすぎガール~この世のあらゆる物事に気を遣いすぎる女の日常~』(KADOKAWA)発売中。