公開日: 2026年3月27日

第30回防災まちづくり大賞

葛西新聞
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マンション住民の取り組みが評価される

臨海町の大型マンション「アリーナコースト」の管理組合防災委員会が、消防庁主催「第30回防災まちづくり大賞」において日本防火・防災協会長賞を受賞した。同マンション防災委員会の縄義生さんと奥田建蔵さんに話を聞いた。

同マンションの防災への取り組みは、2011年の東日本大震災を機に住民の防災意識が高まったことから始まった。
震災後に行った住民アンケートで、震災当日の「安否確認」に不安があったという回答が多く、そこで「災害時、各フロアで安否確認をし、情報を集約する」体制を整えた。その後、3カ月に1回、「フロア担当説明会」を実施することに。この説明会には13年間で延べ1300人以上の住民が参加している。そこには防災を「自分のこと」として捉える姿が多く見られるという。
さらに、その後の熊本地震でも新たな教訓を得た。今回の受賞理由の1つとなった「初動対応アクションカード」は、そこから生まれたもの。これは、災害発生時に災害本部を立ち上げるまでの手順を視覚的にわかりやすくまとめたもので、カードの指示通りに動くと初動対応ができるようになっている。管理組合ではそのカードの場所を常に住民に周知し、日ごろから手に取って、見て、いざという時に誰もが動けるようにと呼び掛けている。「災害時、不安の中で初めて見るマニュアルをもとに冷静に動くことは難しい。そのため住民には日頃から慣れ親しんでもらっている」と縄さん。
また、備蓄倉庫の扉にはイラストを描いて、何が入っているか、子どもでも分かるようにしているという。
「ほかのマンションからの問い合わせもあります」と奥田さん。今後、区内の集合住宅にこの取り組みを広げていきたいと願っている。

縄さん(右)と奥田さん

 

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