「街のでんきやさん」に聞く
猛暑が予想される夏。命をつなぐためにもエアコンの使用は必須だが、気になるのは電気代高騰と、
省エネ基準が引き上げられる「エアコンの2027年問題」。
買い替えるなら基準変更前と後、どちらがいい?
気になる今夏のエアコン事情について、浦安市の家電店「エルク」社長の吉田達也さんに聞いた。
新基準を満たさない機種は使えなくなる?
2027年に省エネ基準が変わる。
しかし、「新基準を満たさないエアコンが全て販売できなくなるわけではありません」と吉田さん。
経済産業省によると、出荷製品全体で基準値を満たすことをメーカーに求めるものであり、
つまり省エネ性能に差がある製品を扱う場合は、その平均値が基準を越えれば良いとのこと。
「現在家庭で使っているエアコンが全て使えなくなるとか、
基準を満たさない低価格のものは売ってはいけない、ということではありません」

販売価格と将来の電気代
現在すでに、基準を満たさない低価格のエアコンは品薄状態になっている。
「そこで今慌てて安いものに飛びつくより、トータルコストに目を向けてほしい」
と吉田さんは話す。
経済産業省の試算では、14畳向けエアコンの場合、2023~2025年の電力料金の平均に比べ、
新基準を満たすものは年間約1万2600円も安くなるとか。
エアコンの平均使用年数は14年と言われており、合計約18万円の電気代削減が見込めるそうだ。
価格だけでなく、将来の電気代もしっかり確認したい。
「快適さ」も重要
買い替えた後、「まるで高原にいるみたい」と言われたことがあるという吉田さん。
高性能のものには、心地良さを生み出す空調技術が詰まっている。
部屋の温度を上げ下げするだけでなく、空気清浄機能がついていたり、
センサーが室内の温度をチェックし、均一になるよう風量を細かく制御したり。
「良いエアコンは生活の質を上げてくれます」
買い替え目安は「10年」 賢く選んで最大限活用
「エアコンも含め電気製品の買い替えは購入後10年が目安」だそう。
壊れていなくても、10年経つと性能に大きな差が生まれる。
適切な買い替えは、生活のクオリティを上げてくれる。
もちろん、どの家にも最高機種が一番良いというわけではない。
「住む人の好みや住居の間取り、材質などによっておすすめの機種は異なります。
信頼できる専門店に、生活パターンや好みも含めて相談し、
下見してもらったうえで機種を選定するといいでしょう」
また使う際に「我慢しないこと」も大切だ。
「電気代が高いからと、設定温度を28℃にしている人がいます。
我慢を強いる空調なんて、本末転倒。電化製品は生活のクオリティを上げるためのもの。
心地よい生活のために、自分に合ったものを賢く選んで、しっかり使ってほしい」と
吉田さんは結んだ。

街のでんきやエルク(☎047-354-0571)オーナーの吉田夫妻










