命の営みを間近に
国蝶であるオオムラサキを観察できる「オオムラサキ観察会」が7月2日(木)~4日(土)、市川駅南口図書館正面入口で開かれた。主催はNPO法人「市川にオオムラサキを生息させる会」。
同会は、市川市内でオオムラサキが再び自然繁殖できる環境づくりを目指し、幼虫の飼育やエノキの植樹を進めるほか、中山小学校、若宮小学校、大柏小学校を中心に環境学習にも取り組んでいる。
川添茂理事長は「70~80年ほど前には市内でもオオムラサキが飛んでいたそうです。
成虫はクヌギやナラの樹液を吸って生活するのですが、住宅開発などでその木が大幅に減り、生息環境は厳しくなっています」と話す。
当日会場では、大切に育ててきた幼虫やさなぎ、羽化直後の成虫を展示。
羽を広げたオスの鮮やかな紫色が来場者の目を引いていた。
行徳から友人と訪れたという女性は「50年間、ずっと見たいと憧れ続けてきました」と笑顔を見せ、熱心に写真に収めていた。また、角のような突起を持った幼虫を見た親子は「ポケモンみたいでかわいいね」と話していた。
会員が絵本を手にしながら「冬はエノキの落ち葉の下で何も食べずに越冬するんですよ」と説明すると、来場者たちは生命の不思議に熱心に耳を傾けていた。
同会は今後も学校や地域と連携しながら、市内では姿を消したオオムラサキが再び市内で自然繁殖できる環境づくりを進めていくという。












