寺子屋「暁塾」の村瀬光生さんに聞く、これからの学び
生成AIの発展により、子どもたちを取り巻く環境は大きく変化している。
浦安駅前で寺子屋・暁塾を運営する村瀬さんは、
「これからの教育で大切なのは、知識を増やすこと以上に人としてどう生きるかを考えること。
人間としての在り方・生き方教育だ」と話す。
元文部省(現文部科学省)初等中等教育局高等学校課研究開発担当専門員で、
長年浦安市の教育現場の第一線に携わってきた村瀬さんは、現在の教育について
「英語教育やICT教育など、教える内容がどんどん増え、子どもたちがじっくり考えたり、
自分自身と向き合ったりする時間が少なくなっている」と指摘。
また、近年は不登校や将来への不安を抱える子どもたちが増えていることから、
「自分はどう生きたいのか考える教育」を小学校低学年から始めることが必要だとする。
「他人と比較するのではなく、自分の価値や可能性を見つけること。
社会の中でどのように役立ちたいのかを考えること。
そうした経験が人生の土台になるのではないでしょうか」
■学ぶ意義と方法が分かれば子どもは勉強する
子どもたちに必要なのは、なぜ学ぶのかを理解し自分に合った学び方を見つけること。
「子どもによって異なる個性や得意・不得意に合わせて学習方法を考えることが大切。
『勉強しなさい』ではなく、『なぜ学ぶのか』を子どもと一緒に考えてみてはどうでしょうか」
■AI時代だからこそ必要な力
これからの時代に求められるのは、「自分で問いを立てる力」「自ら調べる力」
「思考力」「想像力」「コミュニケーション力」など。
また、AIについては、「AIは答えを出す道具ではなく、むしろ思考のパートナーとして活用するべき」
と決して否定的ではない。
その上で「便利な技術に頼るだけでなく、自分自身で考え続ける力こそが、
AI時代を生きる子どもたちに必要なのかもしれません」。
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