市川・浦安・江戸川区ベイエリアで、動き出す人を応援するコーナー「ジモトを動かす人」。
第6回目は、江戸川区を拠点に活動する、プロのブレインキンダンサーKODEE ONE(コーディーワン)さんをご紹介します。

KODEE ONE(コーディーワン)さんは、
地元で開く集会 “EDGW CYPHR(江戸川サイファー)”から、
日本屈指の盛り上がりを誇るダンスバトルイベント“EDGW JAM”、
そして、地元の高校生ダンサーを中心に、江戸川区のダンススタジオ、プロダンサーなどが集まる“江戸川祭”をオーガナイズ。
「ダンスで江戸川区を盛り上げたい!」という思いを胸に、地域のダンスシーンにとどまらず、江戸川区の地域活性化を牽引しています。
憧れの先輩の夢を胸に
ダンスとの出会いは小学4年生の頃。同じスタジオにいた“憧れの先輩”の存在が原点でした。先輩にブレイキングを教えてもらいながら、「ダンスが大好き」という先輩の熱意に強く惹かれていきます。
その先輩が参加していた、小岩高校と篠崎高校の合同ダンスイベント「岩篠祭」は、地域でもひときわ熱気あふれる存在。「いつか自分もあの舞台に立ちたい」…そんな憧れも心に深く刻まれていきました。
夢を引き継ぎ 動き出す
しかし中学生の時、先輩が突然この世を去ります。大きな悲しみの中で芽生えたのは「自分がその夢を叶える」という決意でした。ダンススキルを磨きながら、高校3年生の時、ついに自らダンスイベントを立ち上げます。江戸川区内すべての高校に声をかけ「江戸川祭」を開催。見事な成功をおさめました。
その後、仲間がどんどん増え、キッズも参加するように。「楽しむためにはルールは必要であること、イベントを盛り上げるにはどうするか…など、参加者みんなで学びながら成長を続けています」とKODEE ONEさんは手応えをにじませます。
熱気に包まれたアリオ葛西

「江戸川祭」がスタートして8年。これまでは区内のホールで開催されてきました。音響・照明にこだわるなら、ホールが最適と考えていたからです。
しかし、今年初めて「アリオ葛西」で開催。270名以上のダンサーが参加する熱気溢れたイベントとなりました。迫力あるショーに会場は大きく湧き、買い物に訪れていた人たちも足を止めて見入っていました。その光景はまさに“みんなで作るダンスフェス”。ホールを飛び出し、ダンスに触れる機会のなかった人にも、その魅力が広く届く場となったのです。
■江戸川祭 公式Instagram
次の世代へ繋ぐステージ

高校を卒業すると地元を離れる若者は少なくありません。「一番元気でパワーがある世代が地元にいないんですよ。“ずっと江戸川区にいたい”って思えるような、若者を引き付ける町になったらいいですよね」。
ダンスイベントは華やかですが、裏方の作業は楽ではありません。会場探しから打ち合わせ、区役所の担当者や区長に挨拶に行くなど多岐にわたりますが、
「子どもたちや若者が、自分たちでジモトを盛り上げられるんだ!と思ってくれたら嬉しい」と話します。
その想いは、かつて自分が憧れた背中と重なります。今、KODEE ONEさんの背中を見て、若い世代がまた新しい盛り上がりを生み出していく。江戸川祭のステージには、夢をつなぐ力が確かに芽吹いています。









