浦安の土を使って「手と手のつながり」を大事に作った
8月25日(月)~29日(金)、ニューコースト新浦安で、市民が作った「つながりの器」を展示した「つながりの花壇」が公開された。浦安アートプロジェクト「浦安藝大」の一環で、市民まつりのワークショップをはじめ、東小学校児童育成クラブや高洲小学校3・4年生が作った器の数々。浦安市のさまざまな土を混ぜて作られ、色鮮やかに焼き上がったそれら「つながりの器」を花に見立て、カラフルな花壇が出来上がった。
「これらの器の特徴は、細かい貝殻の混ざった三番瀬の砂浜の土、高洲小学校の土、市民の思い出の場所の土などを混ぜた粘土で作ったということです」と東京藝術大学の布下翔碁特任助教は解説する。
親子や友達と手を重ね合わせて型を作り、どんな形にするか話しながら作品を仕上げる、「手と手のつながり」を大事にした器作り…。「楽しみながら親子や友達の絆を深める『つながりの器』ができあがりました」
家族で作品を観に来た高洲小学校3年生女子は、自分の器の前で「100点! 祖母にあげたい。すき焼きを食べるときに卵を入れて使ってほしい」とうれしそうに話した。
◇
「つながりの器」の展示は、10月28日(火)~11月3日(祝)10:00~17:00、MONA新浦安でも開催される。

