「市民に活力を与える活躍」を報告
7月4日(金)、それぞれの競技フィールドで素晴らしい成績を収めた2人のアスリートが、内田悦嗣浦安市長を表敬訪問し、競技結果を報告した。
まず、木名瀨大介選手が、6月7日に仙台で開催された「2025ジャパンパラ陸上競技大会」のMenT42 ・100m部門において見事優勝を果たしたことを、金メダルと共に披露した。
木名瀨選手は2018年、バイクに後ろから追突される事故に遭い左半身まひになった。医師からは生涯車いす生活になると告げられたが、厳しいリハビリを続け、パラ陸上に参戦。2022年には100m12秒73という自己ベストをマークした。
今年の大会では、直前に股関節を脱臼し、コーチに出場を止められたという。しかし諦めきれずに参加し、タイム15秒93で念願の優勝を叶えた。「次回はけがを治し、体調を万全に整えて、100mでさらに良い結果を出すこと、そして200mでも記録を作ることを目指したい」と抱負を語った。
続いて訪れた佐藤真理子選手は、アーチェリー競技の3部門で日本記録を樹立。さらに今年5月25日・26日に台湾で開催された「ワールドマスターズゲームズ2025」コンパウンド部門50+女子クラスではみごと優勝の栄冠を手にした。
市長に成績報告を行った佐藤さんは、「アーチェリーは自分との戦い、いかに平常心を保てるかで勝敗が決まります。直近の全日本ターゲットアーチェリー選手権では体調不良で思ったような結果が出せませんでしたが、さらに自己鍛錬を積んで、2年後のワールドマスターズゲームにもぜひ出場したい」と意気込みを伝えた。
内田市長は「素晴らしい結果を出された選手を心からお祝いします。この活躍はまさに市民に活力を与えるものです。これからも体調に気を使いつつ練習に励んでください。さらなる活躍を期待します」と祝福した。