いつまでも元気に暮らし続けたい!
6月14日(土)、15日(日)、21日(土)、22日(日)、順天堂大学日の出キャンパスで、フレイル・ロコモ予防ドック10年プロジェクト『介護予防測定会』が行われた。500人を超える応募があり、各回とも活気あふれる測定会となった。
10年後も今と変わらず健康に暮らし続けたい…。そんな願いを実現するために令和6年からスタートしたのがこのプロジェクト。浦安市介護予防プロジェクト事業の1つでもあり、フレイル(加齢による身体の衰え)とロコモティブシンドローム(歩くなどの移動機能の衰え)を、科学的な測定値で知ることができる。
市内在住の55歳以上が対象で、大学ならではの最新の設備を使い、皮膚の健康度や筋力、身体機能、体組成などを測定できるのが特徴だ。皮膚健康度測定では皮膚の水分量やかゆみ過敏の有無などを測定。ほかに体成分分析装置InBody(インボディ)を使った筋量測定、握力や椅子立ち上がりテストでの筋力測定、靴にセンサーを付けて行う歩行速度判定、片足立ちテストなど、さまざまな測定が行われた。各コーナーで学生のサポートがあり「もう少しです、がんばってください!」などの声援も聞こえ、参加者は笑顔で奮闘していた。
結果について講演をした順天堂大学大学院スポーツ健康科学研究科の町田修一教授は「浦安の皆さんは健康に関する意識がとても高い。それぞれの測定値の意味を知ってもらい、今後もその数値を維持することを目標にしてほしいです。また、健康寿命を延ばすには、転倒しないことが大切。転倒リスクを減らすために、日々の生活の中で筋力アップに取り組んでもらえれば」と話した。
参加者からは「友人から聞いて初めて参加した。最近筋肉量が減っているのではと気になっていたが、測定結果は標準で安心した。片足立ちテストは思った以上の結果で大満足。来年もぜひ参加したい」(70代女性)、「主人と来ました。現在健康に不安はないが、1年ごとに継続的に測定してもらえるのはありがたいこと。今回は、皮膚の水分量が少なかった点が気になりました」(60代女性)などの声が聞かれた。
次の介護予防測定会は12月頃の開催を予定。
問い合わせ | 順天堂大学10年プロジェクト(原田・大村) juntendoproject@gmail.com |