公開日: 2024年4月12日 - 最終更新日: 2024年4月12日

洋ラン「シンビジウム 愛子様」江戸川区役所に初展示

葛西新聞の中の人
  • シェア
  • twitter

これまでで最も良い花付き  
多くの人に楽しんでほしい

サツキの名人として数々の受賞歴がある海老根衛(89歳)さん。
丹精込めて育てた洋ラン「シンビジウム 愛子様」の盆栽が、江戸川区役所(江戸川区中央1-4-1)の正面玄関に初めて展示され、来庁者の目を楽しませている。

海老根さんは、これまで全国規模の展覧会に数多くの盆栽を出品。
日本皐月協会主催の花季陳列展(現在の「さつきフェスティバル」)では、1980年と1983年の2度にわたって同展の最高賞である「農林水産大臣賞」を受賞したほか、1990年にはアジア地域で初の開催となった「国際花と緑の博覧会」(通称:花の万博)において「金賞」を受賞した。

「シンビジウム」は、日本から東南アジアにかけて広く自生するラン科の多年草植物。他の洋ランに比べて寒さに強く、開花期が2~3カ月と長く続くことが特徴だそう。
数ある品種の一つである「愛子様」は、花弁の淡いピンク色と、中心にある唇弁を縁取るピンク色のコントラストがかわいらしい花で、天皇、皇后両陛下の長女、愛子さまの生誕を記念して作られた品種だ。

区役所に展示されている「シンビジウム 愛子様」は、高さ約60㎝、幅約70㎝の洋ラン。
園芸店で偶然見つけて購入し、それ以降10年以上にわたって自宅で大切に育てている。

サツキの栽培経験を応用し、根詰まりを防ぐために2~3年に一度鉢の植え替えを行ったり、見栄えが良くなるよう若い苗を外側に植え替えたりといった工夫をしてきた。

今年、育て始めてから最も花付きが良く、知人から「自宅で育てておくだけではもったいない」との声があり、より多くの人に見てもらいたいと区に連絡。区担当者は、多くの来庁者の目に留まる正面玄関に展示することにした。区役所での洋ランの展示は、今回が初めて。

海老根さんは、「愛子さまが就職された節目の年に、これまでで一番美しく咲かせることができました。大事に育ててきた花を、多くの方に見てもらえるのが楽しみです」と話す。

  • シェア
  • twitter
The following two tabs change content below.

葛西新聞の中の人

葛西新聞の編集や営業を担当しています。 取材や訪問したお店で知った情報をアップしていきます✌︎('ω'✌︎ )

月別アーカイブ