公開日: 2024年6月14日 - 最終更新日: 2024年6月14日

さぁ始まる!これを見れば”三社”がわかる! 浦安三社例大祭【6/14更新】

浦安新聞
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6月14日(金)・15日(土)・16日(日)は、待ちに待った「浦安三社例大祭」!
街中が盛り上がるこの祭り。楽しみ方や見どころ、浦安新聞に掲載される浦安三社例大祭の情報などを紹介していきます!続きを読む

【日程】2024年6月14日(金)・15日(土)・16日(日)
【会場】浦安市元町エリア

 

 浦安三社祭当日、これだけはチェックしてね!

【交通情報】 NEW 

■おさんぽバス:
6月15日(土)・16日(日)は
3路線が終日運休(医療センター線・舞浜線・じゅんかい線)

■東京ベイシティバス:
6月15日(土)・16日(日)は「12系統舞浜リゾート線」が終日運休。一部臨時ダイヤ・一部停留所通過。
詳しくはこちらをご覧ください。

主要道路の車線規制の状況が更新されました。
こちらをご覧ください(浦安警察署より) NEW 

※2024年6月11日時点の情報となります。

 

当日は、何時にどこ行けばいい? 日付・時間別のお神輿ルート NEW  

6/14(金)20:00頃からの「宵宮(よいみや)」で「御霊入れ」の儀式がおこなわれます。

6/15(土)・16(日)の各日、「宮出し」で神社より出発し、街中をまわったお神輿は、「宮入り」で神社に入っていきます。

日付・時間別にお神輿ルートをまとめてみました!こちらをご覧ください!

  • 6/14(金)20:00頃 宵宮(よいみや)
  • 6/15(土)9:00 宮出し/19:00 宮入り ※稲荷神社のみ9:30宮出し
  • 6/16(日)9:00 宮出し/19:00 宮入り

場所:各神社【清瀧神社豊受神社稲荷神社

※注意:時間は公式ルートマップに記載された時間ですが、目安です。実際は交通事情などにより変わることが予想されます。

 

清瀧神社・豊受神社・稲荷神社
御神輿の公式渡御ルートマップはこちら
(画像をクリックすると拡大表示されます)

 

お神輿を見物する際のマナー

お神輿を見物する際は、「お神輿を上から見下ろしてはいけない」などのマナーがあります。マナーを守って浦安三社祭をたのしもう!
マナーについては、こちらの記事もご覧ください。

 

当日の写真を撮って送ってね!浦安新聞・ベイちばinfo・Instagram等で紹介させていただきます!

ご応募はこちらからどうぞ!

 

 

浦安三社例大祭(三社祭)ってどんなお祭り?

4年に一度開催される浦安三社例大祭は当時の猫実村、堀江村、当代島で行われていた秋祭りがルーツとされている。清瀧神社(堀江)に2基、豊受神社(猫実)に2基、稲荷神社(当代島)に1基と全部で5基の宮神輿を中心に自治会の神輿など100基を超える神輿や山車が元町を練り歩く姿は迫力満点。

「マエダ、マエダ」という独特な掛け声のお祭りは、暴れ神輿をまっすぐに進ませるために「前だ、前だ」と掛けられた掛け声が由来していると言われ、お祭りをより一層盛り上げます。

漁師町ならではの海で揉まれた荒い気性もあり、昔は互いの神輿と神輿をぶつけ合う喧嘩神輿が祭りの華だったが、現在は3地区で協力し合いながら行っており、女性や子どもの参加も増えて穏やかなお祭りに。
一時は中断された時期がありながらも、浦安の歴史と文化を受け継ぐお祭りとして今も続いています。

 

神輿の見どころ
6月の三社祭を知ろう!

神輿に神様を乗せる「宵宮」

三社祭は「宵宮(よいみや)」から始まる。境内の照明をすべて消し、「御霊入れ(みたまいれ)」の儀式が厳かに行われる。見学する場合は静かに見守ることが鉄則。

※2024年は6月14日(金)20時頃から各神社でおこなわれます。

大迫力!独特の「揉み」

神輿渡御の大きな見せ場は迫力満点の揉み(もみ)。交差点や広い道などでは独特の揉みが披露される。相当な重さの神輿を地面すれすれまで降ろし(地すり)、それから腰まで上げて、今度は上に掲げて(差し)、空中に放り投げる。

 

地すり

差し

祭りの最後を締めくくる「宮入」

街中を回った神輿が最後に神社に入る「宮入(みやいり)」。宮入したら、次に神輿を担げるのはまた4年後…。

三社祭をもっと楽しむための気を付けたいマナー

神輿を担ぐ

担ぎ手はダボシャツなどを着用し、足下は地下足袋を。基本的に神輿を担ぐのは神社の氏子だが、神輿によっては氏子以外の人にも担ぐ機会を設けているところも。

神輿の見物

“神様が乗っている”神輿。昔は沿道の2階から神輿を見下ろすと怒られたそう。今は現代の建築事情からマンションや歩道橋からの見物も仕方ないという意見もあるが、ぜひ間近で声をかけたり、神輿の装飾を見たりして、祭りを肌で感じてみてはいかが。

 

6/14(金)~16(日)開催
浦安三社例大祭を盛り上げよう!

続々情報追加中!

浦安三社例大祭 思い出の写真大募集!  ★応募こちら

思い出の三社祭ベストショット 見てね  ★写真こちら

三社の宮神輿渡御は大迫力!

各神社の神輿がそれぞれの地区内を練り歩く。
神輿が通るルートは事前に公表されるので、調べて出かけよう。
(ルートが公開されました!こちら)

清瀧神社

八棟造りの大神輿は迫力満点!

豊受神社

掛け声とともに神輿が動き出すと見ている方も熱くなる

稲荷神社

間近で見る神輿は立派で圧倒される

 

北栄地区に新たな神輿登場

豊受神社でお披露目式・安全祈願祭

2024年3月9日(土)、浦安市猫実3丁目の豊受神社で、新しい神輿のお披露目式と安全祈願が行われた。

青空に一層映える空色の飾り綱

この神輿は市内在住で運送業「IBグループ」を営む石橋哲さんより、北栄4丁目自治会の喜多榮睦会へ寄贈されたもの。製作は市川市の行徳にある中台製作所が手掛けた。

空色の飾り綱が印象的な、一尺八寸の屋根唐破風型塗神輿。鳳凰の瞳は天然ダイヤモンドで装飾され、螺鈿塗りの屋根も豪華絢爛。龍の彫刻もみごとで、職人による伝統技術が随所に施されている。

初めに石橋さんから寄贈の話が出たのは2018年のこと。
東京オリンピック開催を前に浦安を盛り上げようと神輿寄贈を思い立ったという。2020年の浦安三社祭を目指し、中台製作所が1年をかけて製作した。しかし、コロナ禍で祭りは中止に。お披露目の機会も今年まで延期されてきた。

やっと開催されたこの日のお披露目式には、周辺の町会の人々も集い、安全祈願の神事や鏡開きなどが行われた。


「女性が主役の時代なので、屋根の塗りの部分をキラキラしたものにしました。新しい時代に向けてイメージしたものです」と石橋さん。
同会の駒田浩治さんは、「浦安三社祭は久々の開催。前回子どもだった子が大きくなって戻ってきて、神輿を担いでくれればうれしい」と、祭りが次世代に受け継がれることを期待する。

神輿は喜多榮睦会で管理され、今年6月の浦安三社祭で多くの人に担がれることとなる。

新しい神輿を囲んでにぎやかに

 

北栄4丁目自治会 喜多榮睦会

清瀧神社 祭りを支える若衆に聞く

(左から)岡崎さん、長野さん、池田さん

神社と総代、世話人たちを支える若い世代「若衆」。三社それぞれに若衆が存在し、華やかな祭りを支えている。
清瀧神社の若衆は「清瀧神社を飾る会」「祭栄会」「浦安獅子睦」の3つ。
会長3人に三社祭本番に向けた今の心境などを聞いた。(話を聞いたのは、清瀧神社を飾る会の長野勝彦会長、祭栄会の岡崎善行会長、浦安獅子睦の池田肇会長)

3つある若衆のうち、「祭栄会」と「浦安獅子睦」が宮神輿渡御を担当する。大切なのはいかに安全に、そして時間通りに神輿を巡行させるか。そのために周辺の警備や、警察・バス会社などとの連絡調整を担う。また、今年は巡行ルートが一部変わる予定で、時間通りに進められるか現場を事前に見て回るなど大忙しだ。
祭りの飾りを一手に引き受けるのは「清瀧神社を飾る会」。現在、約750張もの提灯を急ピッチで準備中。2月に受け付けを始めた提灯は検品後、5月中旬に一斉に飾り付ける予定だ。


清瀧神社を飾る会の長野さんは2回目、浦安獅子睦の池田さんと祭栄会の岡崎さんは会長になって初めての三社祭(前回の祭りはともに副会長)となる。
「8年ぶりの三社祭ですが、実は2020年も中止が決まる2カ月前までわれわれは準備を進めていました」と3人。祭りの準備はなんと2年前から始めるので、若衆にとっては丸々8年のブランクがあるというわけではない。それでも本番2カ月を切った今、「忘れていることがあるかもしれない」と一つひとつ慎重に、丁寧に準備を進めている。

祭りへの意気込みを聞く

まずは浦安獅子睦の池田さん。
「その昔は自分たち(清瀧神社)の地区のことだけを考えていた祭りでしたが、祭りへの意識は少しずつ変化し、2016年には三社の宮神輿が一堂に会する場が設けられました。今回は令和最初の三社祭、新しい時代の祭りです。守るべき伝統と新しい文化を取り入れながら、さらなる高みを目指したいです」。

続いて祭栄会の岡崎さんは「13年間の中止期間を経て、昭和49年に復活した三社祭は今年で(復活してから)50年。そして祭栄会も創設50周年を迎えました。先人から伝えられた祭りを盛り上げて、継続させていくのが務め。そのためには少しずつリニューアルすることも必要。大変ですが大事なことです。われわれの思いを祭りにぶつけたい」と語る。

清瀧神社を飾る会の長野さんは今年の意気込みを語る前に…と前置きし、前総代長の山﨑治雄さん、先代の家原宮司、総代の𠮷橋恒雄さん(いずれも故人)の名前を挙げ、「2020年の祭りが中止にならなかったら、きっと祭りを誰よりも楽しんだであろう、これまで神社を支えてきた大勢の人々の気持ちを忘れずに、その思いを胸に一層良い祭りにしたいです」。

三社祭のエピソード

三社祭が再開された昭和49年は小学校低学年だったという長野さんと池田さん。
「よく分からないで参加していた。当時は親にされるがままだった」と笑う。今のように舗装された道路ばかりではなく、貝がらを敷いた未舗装の道も多かった。また、当時の子どもは稚児行列のお稚児さんのように顔におしろいを塗って子ども神輿を担いだそうだ。「宮神輿は大きくて、子どもながらに『すごい』とあこがれていました。でも子ども神輿から大人が担ぐ宮神輿に移るタイミングは勇気が必要…」という池田さんに対し、長野さんは「祖父が世話人だったから、中学1年から宮神輿を担いだ。名誉なことだけど、大人はなんだか怖くて。実際よく怒られたもんだよ」と振り返る。

一方、昭和49年にはまだ生まれていなかったという岡崎さんは生まれたときから祭りが身近にあった世代だ。中学の先輩から若衆に入らないかと誘われ、いつしか副会長、そして会長に。「祭りが遺伝子に組み込まれているのか、祭りが終わるとすぐ次の祭りの話になります」

時代とともにより良い祭りへ

若衆の会長たちは三社祭の参考になればと、都内の祭りにも積極的に足を運んで、交流を深めている。
そんな中、「地元の人が元気に担いでいる祭り」として浦安の三社祭が注目を集めていることを知った。
浦安では当たり前のことだが、都内の神輿を担ぐのは町会の人に加え、「同好会」という神輿を担ぐ専門の人たちが多いのだという。同好会のサポートを必要としない住民中心の祭りは貴重で、見物に来る人も多い。「そういう意識はなかったが、外からの気付きは大切」と実感した。

実は外部との交流は今に始まったことではなく、昔は白装束で担いでいた浦安の神輿だが、東京の祭り文化を参考に少しずつ変化してきたという経緯もある。
「伝統を守りつつ、新しい文化も取り入れて、常にリニューアル」、これが浦安の三社祭の心意気だ。

神輿を担ぐには

宮神輿も町会の神輿も基本的に各神社の氏子が担ぐもの。
それでも、担いでみたいという人に担ぐチャンスはあるのだろうか。
池田さんは「ちゃんとした祭りの格好で、まずは宮神輿のほうへ来てください」と話す。
清瀧神社の宮神輿の警備担当は黄色いタスキに揃いの宮半纏。地下足袋や股引き、鯉口シャツといった祭りの正装でマナーを守って参加を。

詳しくは、「浦安三社祭に参加する際のルールやマナーを知っておこう!」をご覧ください。

 

見どころチェック
6月16日(日)のお昼ごろ、場所は東水門(浦安市東野1-2)から江川橋(浦安市猫実2-26-7)あたり。
清瀧神社の宮神輿2基を先頭に、町会の神輿がずらりと並ぶ様は圧巻!

 

堀江みなみ會 イベント情報

イベント タイムスケジュール

【6/14(金)】
・17:00 大道芸(ファイヤーショー)
・17:30 御神輿出発(清瀧神社にて御霊入れ)
・御霊入れ終了後神酒所にむけて出発

【6/15(土)】
・  9:00 神酒所出発
・16:00 小神輿・山車 神酒所到着
・16:00 お楽しみ会、大道芸(バルーンショー)
・17:00 大神輿 神酒所到着

【6/16(日)】
・  9:00 神酒所出発
・15:00 小神輿・山車 神酒所到着
・18:30 大神輿 神酒所到着

みなみ會 三社祭フォトコンテスト

浦安三社祭りでのみなみ會の写真を募集。
みなみ會に関する写真であればなんでも可。
お神輿、神酒所等が写っていなくてもOK!
応募写真の中から堀江みなみ會執行部で厳選して、みなみ會写真集(お祭り後に製作予定)に撮影者の名前入りで掲載されます。

【応募方法】
2024年6月16日~26日の間に写真を添付のうえ、住所・氏名を添えてminamikai@outlook.jpまでメールで応募

  • 写真サイズは特に問いませんが、3000p/i × 2000p/i 以上をおすすめします
  • 応募枚数に上限はありませんが、1回のメールでの添付枚数は5枚以内としてください

 NEW 
みなみ會情報 5/14更新

2024.5.14
先週より神酒所の設営が開始しています。
先週末から屋根などの飾り付け・芳名板飾りが随時設置されていくようです。
5月19日(日)午前中にお祓い、6月2日に提灯点灯式が予定されています。

2024.5.8
昨日の雨で神酒所の設営が今日開始になりました。
今週の金曜日から屋根、壁のような簾みたいな飾り付け・芳名板飾り(寄付者の記名札のようなもの)が随時設置されていくようです。

堀江みなみ會
http://www.mitsukete.net/minamikai/index.html

豊受神社 祭りを支える若衆に聞く


華やかな祭りを支える若い世代「若衆」。
豊受神社の若衆は「西組」「東組連合」の2つ。
それぞれの会長、熊川尚裕さんと岩切純一さんに、三社祭本番にかける思いと見どころなどを聞いた。

西組

会長として8年前の三社祭も経験している熊川尚裕さん。
「前回の経験を生かしながら一層良い祭りにしたい」と意気込む。

西組 熊川尚裕会長

豊受神社の宮神輿は大正時代に作られたものが2基(塗りと白木)。その宮神輿渡御をはじめとする祭りの運営に携わる若衆メンバーは着々と準備を進めている。提灯の準備は2月から始まっており、5月にそれを一斉に飾りつけると、街が一気に華やぎ、心が踊る。
警備は大切な役割の一つで、観客の安全はもちろん、事前にコースを見て回り、担ぎ手がけがしないよう、ごみ拾い等も行う。「ガラスなど危険なものが落ちていないか、心を配ります」
浦安っ子は祭りが大好き。でも、「神輿を見に行きたいが、大勢で混みあう中はちょっと心配…」というお年寄りもいる。そんな人にもゆっくりと見てもらおうと、前回の祭りの際、中央公民館前に特別観覧席(思いやり席)を用意した。好評だったため、今回は規模を大きくして実施する予定だ。
熊川さんにとって6、7歳の頃に子ども神輿を担いだのが三社祭最初の思い出。父や叔父が西組のメンバーだったことから、中学生になると神酒所の手伝いを自然と始めていたという。その経験から、「中学生や高校生など、若い人で神輿に興味がある人は、神酒所に顔を出すことから始めてみては」と話す。「西組では若手メンバーを募集中。友達と一緒もOKです」

また、当日実際に神輿を担いでみたいという人には「地下足袋など祭り装束で宮神輿の半纏を着た人に声かけを」とアドバイス。「いきなり神輿の下に入って担ごうとすると危険です。盛り上がっているときこそ、ルールを守って安全に楽しみたいですね」
祭りの見どころは「宮出しと宮入り。そして地すりは見逃せない」と力を込める。土日は人出も多くて担ぎ手の気持ちも高揚する。やなぎ通りにずらりと神輿が並ぶさまは圧巻だ。
「三社祭をこれからも盛り上げていきたいので、元町だけでなく中町や新町の人にもぜひ見に来てもらいたいです」

見どころチェック
地すりには広いスペースが必要。交差点など広さがある場所で行われるのでお楽しみに。
本番を前に5月25日には提灯800張りの点灯式が行われる。提灯飾りが始まると、祭りはもうすぐ!

豊受神社 西組若衆

東組連合

岩切純一さんは、前回(2016年)の三社祭が終わった2年後に会長に就任した。
6年目の今年、会長として初めての祭り本番を迎える。


東組連合 岩切純一会長

若衆の主な役割は宮神輿渡御の巡行から提灯飾り、警備や安全管理、そして神酒所の用意など幅広く、会長をはじめ、副会長、若頭、総務が手分けして担当する。本番を前に大忙しだ。
「浦安の三社祭は地元の人が神輿の担ぎ手として活躍する祭り。同好会(専門の担ぎ手)なしで成り立っているのは、祭りが本当に好きな人がたくさんいるからだと思います」
そんな祭り好きの浦安っ子にとって8年のブランクは長い。「みんな早く担ぎたくてうずうずしているんじゃないですかね」
盛り上がりが必須の祭りだが、「周りが盛り上がれば盛り上がるほど、若衆の私たちは冷静に対応したい。まずは安全に、そしてけがや揉めごとがない祭りにする。それが一番です」と気を引き締める。

岩切さん自身の三社祭の思い出は子ども神輿から。母親に連れられ見に行った宮神輿に「いつか担ぎたいな」と憧れた。そして、中学生から宮神輿を担ぎ始めたそうだ。
大人に混じって担ぐのは怖くなかったのだろうか、岩切さんに聞くと、「うれしい気持ちが大きかった。周りは大人ばかりでしたが、昔から知っている近所のおじさんたち。いつの間にかなじんでいました」と振り返る。

神酒所や提灯飾りの足場を組み上げ始めるのは約2カ月前から。5月に入ると一気に祭りムードが高まる。
そして、宵宮には神社境内に宮神輿をはじめ町会の神輿が勢ぞろいする。神様を神輿に乗せる儀式の後、神輿が一斉に街に繰り出す様はいつ見てもワクワクする。
「地すりは一番の見どころです。土日は観客も多く、担ぎ手も腕の見せどころとばかり、その技を披露します。最終日の夕方から神輿をライトアップ。これが幻想的で、昼間とはまた一味違う雰囲気が楽しめますよ」

見どころチェック
浦安橋の下はかけ声がよく響いて、担ぎ手も観客も盛り上がる場所。同じように、東西線の高架下も声が響く。日曜夕方の大三角線ではライトアップした神輿が見られる。

豊受神社 東組連合

稲荷神社 祭りを支える若衆に聞く

神社と総代、世話人たちとともに華やかな祭りを支える若い世代「若衆」。
稲荷神社の若衆「稲栄会」会長の西脇正章さんに8年ぶりの三社祭にかける思いを聞いた。

稲栄会 西脇正章会長

 

 

 

 

 

 

 

 

5月に入ると街がにぎやかに「祭り」の雰囲気に彩られていく。
神酒所の開設、神社や神輿巡行ルートの飾り付けなど、稲荷神社の若衆「稲栄会」は祭り本番を前に大忙しだ。

会長を務める西脇さんは「8年前は副会長。今回が会長として迎える初めての三社祭です。久しぶりの祭りということで大いに盛り上げたい、と同時に事故などがないよう安全に、皆が楽しめるように進めていきたい」と意気込む。

稲栄会は2000年発足。現在は主に20~50代の150人が在籍している。
大所帯ではあるが祭り本番までにやることはいっぱい。飾りとして使う幟(のぼり)や紙垂(しで/白い紙を折ったもの)作りもその一つだ。
竹を切ることから始める幟は100~200本。紙垂に至っては数千枚にも及ぶ。すべて手作り、忙しい中でも心を込めて準備するのが信条だ。5月19日には神酒所開きも行った。
「三社祭本番の3日間はもちろんですが、祭りって準備するのが楽しいものです」

見どころを聞くと、交差点など広さのある場所で行われる地すり。担ぎ手にとってはここぞとばかりに力が入る見せ場だ。「ほかに、宵宮の厳かな雰囲気には身が引き締まります。また宮出し、宮入りも気持ちが高まる瞬間です」

西脇さんにとって、三社祭の最初の思い出は5、6歳ころに山車を引いたこと。
前回(8年前)は小さかったから覚えていないという子どもにも、「浦安の祭りはこんなにすごいんだと感じてもらえるような良い祭りにしたい。
若い人たちが興味を持ってくれれば、4年後、そのまた4年後にも、祭りがしっかり引き継がれていくのではないでしょうか」

見どころチェック
1週間前の9日(日)、幟が立ち、約5㎞の巡行ルート沿いの飾り付けが完成する。
16日(日)午後は人出が多く盛り上がる。土日は迫力満点の女神輿も要チェック。日曜日の宮入りは祭りの締めくくりでもあるため「次は4年後か…」とさびしさを感じる時間でもあるのだという。

 

提灯に灯りがともれば さぁ、もうすぐ祭りがやってくる
清瀧神社  NEW 

清瀧神社 奉納提灯点灯

8年ぶりの浦安三社例大祭を前に、5月25日(土)、清瀧神社で奉納提灯点灯式が行われた。
宮前通りに飾り付けられた提灯はその数、約850張。清瀧神社の若衆「清瀧神社を飾る会」が中心となって、当日朝4時から提灯を一つひとつ丁寧に取り付けた。

式典には内田悦嗣浦安市長も参加し、「待ちに待った祭りがやってきます!否が応でも気分が盛り上がってきました」とあいさつ。
清瀧神社 奉納提灯点灯式 式典の様子 清瀧神社 奉納提灯点灯式 式典の様子
式典には清瀧神社の総代長、総代はじめ、たくさんの人が出席した

宮前通りは本番さながらの盛り上がりで、祭衣装に身を包んだ人も多く、祭り好きな浦安っ子の熱気であふれていた。

明々と灯る提灯が宮前通りを照らす 明々と灯る提灯が宮前通りを照らす
明々と灯る提灯が宮前通りを照らす

 

西組神酒所に神様を移す「分社式」が執り行われる
豊受神社  NEW 

豊受神社若衆「西組」の神酒所隣に立つ御分社を知っているだろうか。
5月25日(土)、この御分社に神様を移す儀式、「分社式」が行われた。
〔式典前の神輿の準備〕 担ぎ棒を挿す作業の様子〔式典前の神輿の準備〕
 担ぎ棒を挿す作業の様子

豊受神社には総代長や総代、若衆のメンバーが集まり、式典が始まったのは午後3時50分ごろ。
厳かな式典が終わって、社殿から御分霊を運ぶ若衆は皆、緊張の面持ちだった。

4時10分ごろ、西組の提灯と宮司を先頭に御分霊を運ぶ行列が豊受神社を出発した。
御分霊の後ろには宮神輿が大勢の手でゆっくりゆっくり運ばれていく。

豊受神社を出発豊受神社を出発

豊受神社から神酒所(猫実4-16)までは細い道も多く、大きな宮神輿が曲がり角を曲がるのは一苦労。ほんの少しの段差でも重い神輿を気遣いながら丁寧に進んでいく…。道中、行列を見かけて足を止める人も多く、「なんだろうと思って、行列を待っていたらお神輿が来た!」とうれしそうな声も。

社殿から御分霊を運ぶ若衆
30分ほどして、西組の提灯飾りのある通りに出るとさらに大勢の人が行列を待っていた。
祭り好きの多い浦安らしい光景だ。

4時40分過ぎ、御分社に到着。
御分霊が移されると若衆たちが見守る中、宮司が祝詞をあげ、儀式が執り行われた。
分社式は無事終了。

御分社前に整列する若衆御分社前に整列する若衆

8年ぶりの三社祭に向けて、また一つ大切な準備が整った。
待ち遠しいお祭りはいよいよ来週から。

 

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