公開日: 2025年10月17日

【 四季の養生】胸腹を温め、咳止めや、便通を促す働きがある「かぶ」

行徳新聞
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「食」は健康の源。季節の食べ物をしっかりとって元気でいたいもの。薬膳のプロフェッショナルが「旬の食物」を紹介します。

今月の食物 かぶ

秋の夜長に虫の音が響き、豊穣に感謝する祭りが行われる頃、外気の乾燥が進み、五臓の「肺」に注意が必要な時期です。
薬膳には、秋は『白』ものが良いという教えがあリます。梨、エリンギ、白木耳、かぶ、玉ねぎ、ゆりね、豆乳、杏仁、イチジク等、白いものを取り入れましょう。
今回は、かぶと豆乳を使ったポタージュです。かぶには、胸腹を温め、咳止めや、便通を促す働きがあります。春のかぶは柔らかく、秋のかぶは甘味が強い。その甘みを生かし、ほんのり甘く、食した後に体が温かくなる秋のポタージュです。

かぶと豆乳のポタージュ

■材料(2人前)

  • かぶ中2個
  • じゃがいも小1個
  • 玉ねぎ中1/2個
  • 豆乳300cc
  • 水100cc
  • コンソメキューブ1個
  • サラダ油小さじ1
  • 塩・パセリ適量
  • ローリエ1枚

■作り方

①かぶとじゃがいもは皮を剥き薄い銀杏切り、玉ねぎは炒めやすくスライスにする。
②フライパンに少量の油を温め、玉ねぎ、ジャガイモの順に炒める。柔らかくなったら、かぶを加え軽く炒める。
③ミキサーに②と分量の水を入れなめらかにする。
④③を鍋に移し、豆乳、コンソメキューブ、ローリエを入れて弱火で約10分煮る(鍋底にこびりつかないように混ぜながら煮ること)。塩で味を整えたら出来上がりです。

器に盛りパセリのみじん切りを飾ってどうぞ。食べる直前に少量のバターをのせるとコクが出ます。

桑原祐美(くわばらひろみ)
国際中医薬膳管理師。中国黒龍江中医薬大学日本校で漢方・薬膳を学ぶ。薬膳料理教室「花凜」主宰。大手介護グループの薬膳監修。

 

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