市川市主催「第26回市川手児奈文学賞」の贈賞式が2月1日(日)、市川市生涯学習センターで行われた。短歌、俳句、川柳、詩の一般の部と子どもの部に、全国から「市川」を詠んだ4721点の作品が寄せられ、その中から各部門の大賞、秀逸、佳作の受賞者が表彰された(子どもの部は題材自由)。
子どもの部短歌大賞に輝いた松井渚さんの『前を行くせなかを二つ追いぬいて一番先にわたしたバトン』は、運動会のリレーで懸命に追い上げる姿を生き生きと描いた一首。選考委員の田中薫さんは「とくに『せなかを二つ追いぬいて』の表現が秀逸で、動きが目に浮かぶ」と講評した。子どもたちの身近な体験を題材にした作品が高く評価された。

一般の部のテーマは「二〇二五年市川を詠む」。俳句大賞には、東京都練馬区在住の平松うさぎさんの『行徳担ぎ神輿に街の揉まれけり』が選ばれた。行徳ふれあい伝承館で見た神輿の実物や映像に強い印象を受けて詠んだといい、「機会をつくって実際に行徳の祭りを見てみたい」と話した。
選考委員長の能村研三さんは「この賞は、西暦2000年に始まり、今年で26回を迎えました。市川の風物を詠んだ作品が全国から届き、回を重ねるごとにその数が増えています。この賞をきっかけに実際に市川を訪れ、その魅力を感じてほしい」と述べた。
■大賞受賞者(敬称略)
●一般の部
短歌/大島智雄、俳句/平松うさぎ、川柳/深山隆子、詩/長谷川勝士
●子どもの部
短歌/松井渚、俳句/廣瀨希、川柳/中谷和佳奈、詩/田口愛乃











