
市川港の「もったいない魚」が、新名物に生まれ変わる
千葉県市川市の市川港では、日々たくさんの魚介類が水揚げされています。
しかしその中には、味は美味しいのに知名度が低い、数が増えすぎてしまったといった理由で、市場に出回りにくい「課題魚」も存在します。
そんな課題魚に新たな価値を与えようと立ち上がったのが、千葉商科大学付属高等学校 商業科ビジネスコースの生徒たちです。
高校生が挑戦した「価値創造プロジェクト」
今回の商品開発は、同校の商業科ビジネスコースの授業の一環である「価値創造プロジェクト」から生まれました。
このプロジェクトは、地元企業や地域と連携しながら社会課題をビジネスで解決することを目的としています。
生徒たちが注目したのは、市川漁港で水揚げされる以下の3種の魚介です。
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サルボウガイ:食用としての認知度が低い。
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クロダイ:近年個体数増加により海苔やアサリへの食害が問題に。調理の手間から市場価格が低い。
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キビレ:西日本中心の魚だったが、近年水温上昇などにより増加、東日本では馴染みが薄いため活用が進んでいない
課題魚×ちくわ=「いちかわのいちくわ」
こうして誕生したのが、**市川漁港の魚介を活用したちくわ「いちかわのいちくわ」**です。

ぷりぷりとした食感と、魚介と出汁の旨みが特徴で、
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そのまま食べても美味しい
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煮物やおでんにも相性抜群
という、日常使いしやすい商品に仕上がっています。
商品概要
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商品名:いちかわのいちくわ
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価格:498円(税込)
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内容量:約195g(約65g×3本)
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特長:市川漁港の魚介を使用。魚の旨みがじんわり広がるちくわ
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全国大会「LOCAL FISH CANグランプリ2025」にも出場
「いちかわのいちくわ」は、11月16日(日)にLOCAL FISH CANグランプリ2025 決勝大会にも出場。
全国61チームの中から一次・二次審査を通過した9チームのひとつとして、試食販売とプレゼンテーションを行いました。
高校生ならではの視点で、海の環境問題と食の未来を伝える取り組みとして高く評価されています。
LOCAL FISH CANグランプリ2025
webサイト
道の駅いちかわで販売予定!
今後は、道の駅いちかわでのイベント出店や冷凍品コーナーでの販売が予定されています。
「美味しく食べることが、海を守ることにつながる」——
そんな想いが詰まった一本を、ぜひ味わってみてください。
千葉商科大学付属高校の生徒が「いちかわのいちくわ」を使用したおでんを販売!
日時:1月24日(土)、2月7日(土)9:00~15:00
場所:道の駅いちかわ(千葉県市川市国分6-10-1)
webサイト