公開日: 2025年11月28日

【 四季の養生】脂は控えめであっさりとし身が引き締まっている「秋鮭」

行徳新聞
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「食」は健康の源。季節の食べ物をしっかりとって元気でいたいもの。薬膳のプロフェッショナルが「旬の食物」を紹介します。

今月の食物 鮭

暦の上では「立冬」から「小雪」に入りました。朝晩の冷え込みが強まり、木枯らしと呼ぶ強い北風が吹くと、これからの本格的な冬に備えて体は温まろうとします。
食材では根野菜がおいしい時期になり、秋鮭の食べごろでもあります。この時期の鮭は卵や白子に栄養を取られるため、脂は控えめですがあっさりとし、身が引き締まっているのが特徴です。塩焼きよりアレンジに向くので、体を温める働きがある生姜と組み合わせた1品をご紹介しましょう。

鮭のジンジャーソースかけ

■材料(2人分)

  • 鮭切り身(甘口)2切
  • 玉ねぎ1/2個
  • エリンギ大きめ1本
  • オクラ2本
  • 生姜すりおろし約15g
  • 醤油大さじ2
  • 白ワイン大さじ1(酒でもよい)
  • オリーブオイル大さじ2
  • 塩胡椒適量

■作り方

①鮭は甘口を用意し、軽く塩胡椒をする。
②玉ねぎ、エリンギはスライス、オクラは軽く下茹でをしたら、ヘタを落とし斜め半分に切る。
③フライパンでオリーブオイルを熱し、鮭を両面焼いたら皿に盛る。
④同じフライパンで野菜類を炒める。いったん取り出して、調味料を煮詰めたら、炒めた野菜を戻し入れ、手早く炒める。鮭の上に彩りよく乗せる。
鮭は血をつくり出すので貧血予防効果があり、胃腸虚弱体質の方には特におすすめです。蓮根やかぼちゃを入れると、歯ごたえや彩りも楽しめます。

桑原祐美(くわばらひろみ)
国際中医薬膳管理師。中国黒龍江中医薬大学日本校で漢方・薬膳を学ぶ。薬膳料理教室「花凜」主宰。大手介護グループの薬膳監修。

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