公開日: 2025年11月14日

「子どもがつくるまち・ミニいちかわ2025」開催

行徳新聞
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駅前公園が笑顔と活気に包まれた2日間

10月18日(土)、19日(日)、子どもたちが主役となってまちを運営し楽しむイベント「ミニいちかわ」が駅前公園で開催された。まちの運営や仕事を通して多くの人と交流し、自分の力を発揮していろいろな体験をすることを目的としたもので、今回で23回目の開催となる。
会場には、市役所や警察、銀行や職安、飲食店などさまざまなブースが並んだ。近隣から集まった子どもたちは、職安で仕事を見つけ、働き、得た給料(まちの通貨メティ)で買い物をしたり、遊んだりする。どの子も楽しそうで、会場には終始活気と笑顔があふれていた。
各ブースを運営するのは子どもスタッフ。彼らは理想のまちをつくるために、数カ月前から会議を重ねてきた。市長を決め、出店するブースを考え、仕入れや値段を決め、そして当日、接客等を体験する。その中で、仲間と協力する力、自分を信じる力が育まれていくという。
サポート役として参加していた野口一城さん(大学4年)は、「小学生の時に初めて参加して、その面白さに夢中になりました。その後はボランティアとして関わり続けています。毎年、子どもたちの発想でユニークなお店が生まれるのが楽しみです」と語る。
主催の市川子ども文化ステーション理事長、加藤香都代さんは、「子どもが中心ですが、会場の準備など地域の方々の協力があってこそ続けてこられている。子どもたちには準備段階からさまざまな年齢の人と出会い、いろいろな体験を通して成長してほしい」と話した。
「ミニいちかわ」は、子どもたちが社会の一員として主体的に行動する力を育てる場であり、地域の絆を深める貴重な催し。今後も多くの笑顔を生み出していきそうだ。

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