公開日: 2025年8月8日

市川市とTDKが災害時支援協定締結

行徳新聞
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地域の避難所、一時滞在施設として

市川市とTDK株式会社は「災害時における避難所等の提供及び帰宅困難者支援に関する協定」を締結し、7月17日(木)、東大和田2のTDKテクニカルセンター内「ケンゾーホール」で協定締結式を行った。


協定では、大規模な災害・事故が発生し被災者や帰宅困難者が出た場合に、同センターの一部を避難所または一時滞在施設として開放し、水道水とトイレを使用できるほか、駐車場を緊急車両等の待機スペースとすることなどを取り決めた。
締結式には、田中甲市長、同社総務本部の鬼頭伸治本部長のほか、周辺6地域の自治会長らが出席。会場となったケンゾーホールは、災害時に開放されることが決まり、その内覧も行われた。同ホールは2019年竣工。床面積300㎡で、避難所利用の際は75人の収容を想定している。
田中市長は「備えあれば憂いなし。このたびの協定によって、地域の皆さんが災害時にTDKの施設を活用できるようになった。今後も同社と地域が協力し発展してほしい」とあいさつした。
施設が立地する自治体と災害協定を結ぶのは今回が初めてというTDK。鬼頭本部長は「社会の公器、企業市民として、市と連携し、災害時に地域の皆さまに安心・安全を提供できるよう努めたい」と述べた。
出席した稲荷木自治会の滝沢晶次会長は「災害時にこのような優れた環境の施設を利用できることは本当にありがたい」と喜んでいた。

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