公開日: 2025年7月23日

ピカドンの悲劇 あの日のことを伝えたい!第26回市川「原爆の絵展」開催【市川】

baychibainfo
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7月20日(日)21日(月)全日警ホールにおいて、第26回市川「原爆の絵展」が開催された。

会場には被爆者が描いた絵を高校生が模写した作品や、2歳で被爆し12歳で他界した貞子さんの「生きたい」願いがこめられた折り鶴のエピソードなども展示された。

 

被爆体験を語ってくれたのは、ノーベル平和賞を受賞した日本被団協、市川被爆者の会の児玉三智子さん、古賀加奈子さん、青木清子さん。
21日(月)の語り部の時間には、多くの人が会場で熱心に耳を傾けていた。

彼女たちは幼いころ、広島に原爆を投下した飛行機や偵察機を目撃したという。

奇跡的に大きな被害を免れたものの、皮膚が溶けた状態で町をさ迷う人々、山積みにされた遺体、丘に掘られた穴に遺体を投げ入れる軍人の姿などを目の当たりにした。
倒れている人におにぎりを配ったり、手当をした時の情景、苦しむ人の声を今でも忘れられないと語り「二度と戦争をしてはいけない。核爆弾は絶対使用してはいけない!」と強く訴えた。
2人の話は非常に生々しく、その地獄のような光景は想像するだけでも胸が痛んだ。

 

 

同ホールでは7月22日(火)から27日(日)までの10:00~18:00「いちかわ平和のための戦争展」(入場無料)を開催中。
市川の空襲被害を伝える展示や、紙芝居、工作など子ども向けイベントも行われている。
ぜひ、この機会に平和について考えてみてほしい。

施設情報

■全日警ホール
市川市八幡4丁目2−1
「平和のための戦争展」
・展示会場 2F 展示室
・入場無料
・申込不要

 

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