夏越の大祓(なごしのおおはらえ)は、1年の折り返しとなる6月30日に行われる神事。今年の半年間の罪や穢れを祓い、残り半年の無病息災を祈願する行事だ。
茅の輪くぐりや人形(ひとがた)に罪穢れを移すなどの儀式が行われた。
新井1丁目にある新井熊野神社は、行徳バイパスと旧江戸川の中間地点に位置する神社。
元和年間(1615年頃)の創建で、新井・島尻・広尾・南行徳の鎮守。御祭神は伊邪那美命(いざなみのみこと)だ。
茅の輪くぐりとは、茅(ちがや)で作った大きな輪をくぐることで厄が落ち、身が清められるという。
神主を先頭に氏子の皆さんが続き、一般の参拝客も1列になって輪をくぐる。左回り・右回り・左回りと3回くぐるのが作法。
輪をくぐったら、こんどは人形(ひとがた)に穢れを移す。500円の初穂料で、2枚の人形代が渡される。住所と名前、生年月日を書いたら人形代に息を吹きかける。
これからの残り半年間、無病息災でいられますように。そんな願いを込めて参拝した。
施設情報
新井熊野神社
市川市新井1-9-3
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