多くの来園者が献花
9月26日(土)、市川市動植物園内の動物慰霊碑前で令和8年度「動物慰霊祭」が行われた。

「動物慰霊祭」は、動物愛護週間(9月20日~26日)に合わせ、同園で亡くなった動物を追悼するとともに、来園者を楽しませてきた彼らへの感謝を表すことを目的に、昨年度から実施されている。
小雨が降る中で始まった式ではまず、昨年9月以降に亡くなった11種51頭が紹介された。ホンドタヌキ「ムク」、アフリカタテガミヤマアラシ「リーフ」、シセンレッサーパンダ「ライチ」と「ユーファ」など、名前が次々と読み上げられ、職員と参列者が黙とうをささげる。あいさつに立った田中甲市川市長は、同園開設のきっかけの1つとなったレッサーパンダとの縁について、また長年動物たちを大切に飼育してきた職員への感謝を述べた。
そして飼育員による「お別れの言葉」では、亡くなった動物それぞれの性格や思い出が披露。シセンレッサーパンダのライチは、年齢を重ねても「かわいらしい童顔のままおじいちゃん」。その娘のユーファは3頭の子どもを育てた母親で、食べることが大好きな、表情豊かな子だったという。飼育員は「もっといろいろしてあげればよかった」と涙ぐみ、「これをただの後悔に終わらせず、今後の飼育に生かしていくことが一番の供養になるのではないか」と、皆で菊の花を手向け、静かに祈りをささげた。
来園者も好きだった動物たちのために持参してきた写真付きの花束やアレンジメントを供え、手を合わせた。献花台に置ききれないほどに並んだ多くの花は動物たちがいかに多くの人々に愛されていたことを物語っていた。









