市川・浦安・江戸川区ベイエリアで、動き出す人を応援するコーナー「ジモトを動かす人」。
第4回目は、新田6号公園など江戸川区葛西エリアの公園で、全国でも珍しい「コスモポリタン的なフリーマーケット」を定期開催しているリサイクル団体「ASOBO会」。 今回は、会長の佐藤博之さんに、活動への想いや今後の展望についてお話を伺いました。
社会に出て深めていった「人と人をつなげる」ことの楽しさ
ファッションビジネスの学校に進学するために、大学時代には朝の新聞配達などのWワークで学費を稼ぐタフな経験もしてきた。その後、短期間ながらサラリーマンを経るなどして、転職エージェントの会社を親子起業。
「今は独立して、百貨店・アパレル業界で活躍するプロの販売員さんとメーカーをマッチングさせる別の会社のサポートをしていますが、どのキャリアの過程においても、シンプルに人とつながること、人と人をつなげることが好きというのが根底にあるんだと思います。フリーマーケットに携わってからは、ますますそれを実感するようになりました」と佐藤さんは語ります。

スペシャリストではなくジェネラリストとして人の話を聞き、必要としている人同士を結びつけることが、本当に楽しくて仕方ないと微笑む佐藤さん。
2008年に始めたこの活動は、今では毎月、平均100組ほどが参加する、集客力の高い催しとなりました。
そこで生まれた人脈もどんどん広がって、昨年、 一般社団法人『えどBAY地域共創ミライ』を有志で設立。様々な地元密着型イベントにも関わっています。
フリーマーケット立ち上げの経緯と、18年続く「継続」の力
始まりは起業セミナーでの出会い
フリーマーケットの出合いは、ASOBO会の前会長(江戸川総合人生大学 介護・福祉学科1期生)と、起業家支援の公的機関で出合い、「地域貢献」という共通の目標で意気投合して、一緒に立ち上げたのが始まりだそうです。
「葛西地域の人々の、年代を越えた交流を盛んにすることと、当時徐々に問題となっていた、高齢者の引きこもり問題解消の役に立てば、ということで、フリーマーケットを開催することになりました」
地域コミュニティを活性化する「毎月開催」のスタイル
コロナ禍を除いて18年間、同じエリアで継続して開催できているフリーマーケットの存在は、「その土地を知る」きっかけとなる情報を常に発信し続けることによって、単なる個人売買の場だけではない、居場所としての独自の開かれたリサイクル文化が根付いています。
ASOBO会のフリーマーケットが愛され続ける秘訣
なぜ、これほどまでに長く続いているのでしょうか。佐藤さんはその理由をこう分析します。
「参加者は皆、プロの業者ではなく、地元の人ばかりです。利益追求が目的でないし、売り手と買い手の距離が近いので、自然と会話が生まれて人と人の輪が広がりやすい。それが楽しくて参加している方も多いようです」
西葛西という、人の出入りが激しい場所で、インド人ら多国籍の方を含めた交友関係が作れるのが大きな魅力。参加する年代もさまざで、若い家族もたくさん来場しています。
また、出店者、来場者みんなが楽しめるように、非公認マスコットキャラクター『うさぎのまあくん』の飛び入り参加やキッチンカーが出店するなど、ちょっとしたイベントを同時に開催しているのも大きな特徴です。

2023年には、「多文化共生」と「地域力発信」をテーマにしたイベント『えどイン・フェス』を立ち上げ、江戸川区の多様性の交差点づくりに取り組んでいます。

新たな展開「えどBAY地域共創ミライ」とこれからの目標
江戸川区のキッチンカー・ネットワーク『江戸川区移動販売団体(こども食堂を運営する民間非営利活動団体)』があり、参与的な立場で関わっていることで、活動の幅は広がりました。
長年の社会活動を通して、今まで交流があまりなかった地域の人たちや、西葛西という土地柄、インド人コミュニティとも交流が生まれたのです。
「本当にいろいろな背景の人が集まって、『江戸川区の魅力をもっと発信し、地域全体を盛り上げたい』と、江戸川区の観光コンテンツの充実、江戸川区の北部と南部の交流の活性化、人と人・団体をつなぎ、持続可能なまちづくりや産業振興を目指すこの法人を立ち上げることになったんです。」

江戸川区ご当区パズルを企画・制作
3月8日(日)開催!「幻の葛西鍋」お披露目リベンジイベント
1月に行われた「えどイン・フェス」に続き、3月8日(日)にはフリーマーケットと併催で、特別なイベントが計画されています。
注目は、昨年誕生したものの、お披露目イベントが雨で中止になってしまった『幻の葛西鍋』。 今回はその「リベンジ」ということで、主催側も非常に盛り上がっています。
【イベント内容(予定)】
・不思議な形態の音楽集団『ひなぼこ楽団』:リーダーみっちゃんによる葛西鍋テーマソング披露
・グリーティングほか:アニマルマスコットキャラ『謎ユニット・ハートフル』たちのパフォーマンス
・親子ワークショップ:金魚モビール作り
・キッチンカーグルメ:らうめんななの「小松菜たこ焼き」とキッチンケバブによるインド風ケバブの販売
「ぜひたくさんの人に来てもらって、盛り上がって欲しいし、参加した人同士もどんどん会話して、ますます人の輪が広がっていったらいいなと思っています」


3/7(土)の「みんなのこうえん」プロジェクト@東葛西さくら公園にも参画
「みんなのこうえん」プロジェクト
佐藤博之さん
リサイクル団体「ASOBO会」会長/一般社団法人 えどBAY地域共創ミライ 理事

父方が江戸川区の友好都市の山形県鶴岡市にルーツを持っていることから、地場食材の普及など、各区市の特色を生かした幅広い交流活動を通し、都市間相互の友好親善に寄与することをも今後の目標にしています。
庄内地方に❝ピン❞ときた方…是非お会いして、未来談義に花を咲かせましょう!
リサイクル団体「ASOBO会」
一般社団法人 えどBAY地域共創ミライ










