公開日: 2025年12月12日

妙典小の2人がコンクールで受賞

行徳新聞
  • シェア
  • twitter

夢中になって作った絵本がすごい賞をとったよ!

第21回「家やまちの絵本コンクール」(主催/住生活月間中央イベント実行委員会)において、妙典小学校の土屋晴さん(5年)が国土交通大臣賞を、清水悠璃さん(2年)が文部科学大臣賞を受賞した。応募総数1082点の中から栄えある賞を受賞した2人に話を聞いた。

■どの字に住もうかな?

「本当に?信じられない」。受賞の知らせに驚くと同時に、最優秀賞にあたる国土交通大臣賞に選ばれたことに「描いてよかった。全国1位だ!とうれしい気持ちでいっぱいになった」と土屋さん。
受賞作『どの字に住もうかな?』は文字を住居に見立て、そこでの生活を自由な発想で描いた作品だ。小さい頃から絵を描き、ストーリーを考えるのが好きで、『どの字に…』は小学1年生の頃に考えたアイデアをもとにして生まれたという。当時は平仮名だけだったが今回はカタカナやアルファベットも取り入れた。
「似た形の文字は入れないように工夫しました。人間を描くのはちょっと苦労したかな。タイトルを見てどんなお話なんだろうと興味を持ってドキドキしながらページをめくってもらいたい」


『どの字に住もうかな?』

■こころのお家

また、最優秀賞に次ぐ文部科学大臣賞に選ばれた清水さんは受賞の知らせに「これは夢なんじゃないかと思うほどうれしかった」と話す。普段から絵を描くのが好きで、特に大好きな犬(母親の実家で飼っているホワイトシェパード)を描くのが上手。受賞作『こころのお家』で主人公の相棒として登場する白い犬のモデルだ。自分の好きなものを描くことでイメージがどんどん広がっていったという。
カラフルな水彩画の中でひときわ目を引くのがグレーのみで描かれたページ。「怖い場面は色を無くして表現した」そうだ。苦労したのは小さい字を書くこと。「字が大きくてページに入りきらなくなったりしたので、いつもより小さくきれいに書くようにしました」


『こころのお家』

夏休みの課題として、数ある選択肢の中から同コンクールを選んだ理由は「参加賞が良かったから」と2人とも意外なほど単純明快。参加賞(にほんの色鉛筆12色セット)欲しさに夏休みが終わる数日前に追い込みをかけるわが子の様子に、「集中力と勢いがすごかった」「最後は本当に夢中になっていた」と母親たちは振り返る。長野県で行われた授賞式[10月11日(土)]に立つその姿に「いい経験だった。大舞台に立ち度胸がついたのでは」とし、「自分の得意な分野で全国レベルの賞が取れてよかった」と労った。
最後に、また絵本づくりに挑戦するかと2人に聞くと、「ストーリーの起承転結の『結』にまだ改善点がある。もっとみんなが面白いと感じる作品を作りたい」(土屋さん)、「また作ってみたい。もっと面白くて、絶対に読みたいと思ってもらえるものをかきたいな」(清水さん)とキラキラした笑顔で答えてくれた。
土屋さん(左)と清水さん

  • シェア
  • twitter
The following two tabs change content below.

行徳新聞

地元での知名度は抜群! 子育て世代からシニアまで幅広く支持される地元情報紙。詳細はこちら(明光企画HP)

月別アーカイブ