公開日: 2025年11月28日

【住まいとくらし】~インフルエンザの季節が到来!~

行徳新聞
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基本の感染対策を心がけよう

例年より早い時期から流行が始まっている今年の季節性インフルエンザ。千葉県でも10月上旬に4.2だった定点当たり報告数が、11月上旬には29.95と大幅に増加しており、注意が必要だ(厚生労働省・令和7年11月14日発表)。
この冬、感染から身を守るための対策について、改めてまとめた。

手洗い、マスク・咳エチケットが基本

とても基本的なことだが、インフルエンザをはじめとする急性呼吸器感染症の予防には「手洗い」と「マスクの着用を含む咳エチケット」が有効だ。
特に、感染すると重症化するリスクが高いと考えられる高齢者や基礎疾患を持つ人に会う場合や、通院、大人数で集まるときは、これらの対策を忘れずに実行しよう。感染から自分自身や家族を守るために、手洗い・マスク着用を徹底して行うことが大切だ。

症状がある時はマスク・咳エチケットを徹底

咳や痰、くしゃみなどの症状がある場合は、他の人へうつさないために必ずマスクの着用を。
マスクを持っていない場合は咳エチケットを心がけよう。咳やくしゃみをするときはティッシュや腕の内側などで口と鼻を押さえ、他の人から顔をそむけて1m以上離れる。鼻水・痰などを含んだティッシュはすぐにごみ箱に捨て、手のひらで咳やくしゃみを受け止めた際はどこにも触れず、すぐに手を洗う。
また、咳をしている人にはマスクの着用をお願いし、本人も周囲も不快な思いをせずに過ごせるように努めよう。

重症化させないためにも予防接種を

インフルエンザの予防接種には、発症をある程度抑える効果や、重症化を予防する効果がある。特に罹患すると重症化する可能性がある高齢者や基礎疾患を持つ人には効果が高いと考えられているので、まだ接種していない場合は検討してみてはいかがだろうか。
今年10月現在、インフルエンザワクチンについては、皮下投与の不活化ワクチン(インフルエンザHAワクチン)と経鼻投与の弱毒生ワクチン(経鼻弱毒生ワクチン)が国内で流通している。前者は生後6カ月以上、後者は2歳以上19歳未満が対象となっている。
なお、世界保健機関では、9歳以上の小児および健康な成人に対しては季節性インフルエンザワクチン(不活化ワクチンに限る)は「1回注射」が適切であるという見解を示している。ただし、医学的な理由により医師が2回接種を必要と判断する場合もあるので、指示に従おう。
これから年末年始に向かう忙しい時期。元気に乗り切るために、しっかりと対策をして過ごそう。

「令和7年度 今冬の急性呼吸器感染症(ARI)総合対策」(厚生労働省)をもとに編集して作成

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