施術後はすっきり!
9月12日(金)、全日警ホールで、「はり・きゅう・マッサージ無料奉仕会」が開催された。市川浦安鍼灸マッサージ師会と市川市地域包括支援課の合同事業で、65歳以上の市川市民を対象に、敬老と健康増進を目的に昭和59年から毎年9月に実施されいるもので、今年で41年目。
今年の参加者は約40人。予約開始2時間で定員が埋まるほどの人気だった。当日、参加者はまず血圧測定と問診を受けた後、約45分間の施術に臨んだ。
「ももの裏が張っていますね」「自転車によく乗るからかな」…、こうした会話から、施術者は一人ひとりのライフスタイルや不調を見極めていく。「じっくりていねいなマッサージが良かった」「運動やストレッチのアドバイスもうれしい」と施術を受けた人は皆すっきりした表情になって会場を後にした。
市川浦安鍼灸マッサージ師会会長の冨森猛さんによると、行政との合同事業は全国的にも珍しいという。
東洋医学は予防医学。不調を整え健康増進を図り、病気になりにくい体作りを目指す。体中にある経絡を刺激し自律神経を整え血行を良くするという。「施術者とのコミュニケーションで、つい本音を打ち明けることも多く、高齢者の孤独やストレスの解消にもつながっています」
「日頃から気楽に施術を受けてほしい。はり・きゅう・マッサージが自分に合う治療方法の選択肢の一つになれば」と冨森さんは願っている。