6月25日(水)、東海大学付属浦安高等学校の生徒が、研究課題への取り組みに際し、地元企業「株式会社リエイ」の管理栄養士から話を聞くため、同社が運営する施設(介護付有料老人ホーム コンシェール舞浜)を訪問した。コンシェール舞浜は彼らが通う東海大浦安高校の隣にあり、吹奏楽部の演奏ボランティアや職場体験などで日ごろから交流があるという。
「お隣さん」であるコンシェール舞浜を訪問したのは同校の教科「総合的な探究の時間」において『疲れを取る』というテーマで研究をしているチームのうち、特に栄養の観点から質問したいという1年生3人。クライミング部や野球部、柔道部に所属し、日常的にハードな練習をこなす彼らは、疲労回復と栄養との関係性に興味を持っているのだという。
質問を受けたのはリエイのライフサービス事業部に所属する管理栄養士、山田芙実奈さんと大野明美さんで、疲労回復に欠かせない栄養に関する話のほか、睡眠や食事のタイミングなどについてわかりやすく説明した。
「練習後に効率よくエネルギーを補うためには、タンパク質+糖質が必須。鮭のおにぎり、果物、和菓子なんかもいいですよ」と話すのはアスリートへの食のサポートに携わっている山田さん。また、献立作成や栄養セミナーを担当している大野さんは、生徒たちが今回の研究成果を発表する学習発表会(10月)で配布したいという「良質な睡眠を取るためのおすすめ夕食レシピ」を一緒に考案することを約束した。
学校の枠を超えた地元企業で働く社会人との交流。今回の課題探究活動は生徒たちにとって地域社会とのつながりを実感する貴重な機会となったようだ。