公開日: 2026年3月27日

浦安市医師会の認知症市民公開講座

浦安新聞
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認知症になってもこの街で暮らそう

浦安市医師会は3月3日(火)、浦安市文化会館小ホールで「認知症市民公開講座」を開催し、市民ら約100人が参加した。
第1部では「認知症になっても、この街で暮らせるために」を全体テーマとし、順天堂大学医学部附属浦安病院の卜部貴夫副院長、タムス浦安病院の竹内正人院長代行、ひまわりクリニックの北島学地域支援統括部長の3人が講演。第2部では3人によるパネルディスカッションが行われた。

認知症を理解し家族と社会で支え合おう

卜部氏は「認知症の最新治療と早期発見のメリットについて」と題して講演。認知症かなと思ったら早期の受診が大切で、「軽度認知障害(MCI)では最新治療を受けられる可能性があり、アルツハイマー型認知症では治療薬もある」と詳しく解説した。
竹内氏は「認知症の方の理解、BPSDの対応、家族のレスパイトについて」と題して、「BPSDと呼ばれる認知症患者に特有の行動や心理を理解し、気分や感情を整え、脳を育む自立支援が大切」と話した。竹内氏の病院では、患者が疾患を理解しリハビリを通じて生活の質の向上を図る「ブラッシュアップ入院」を実施しており、日頃の世話をしている家族のレスパイト(小休止)にもつながっていることなどが紹介された。
北島氏は「地域包括支援センターの使い方、生活を支える具体的なサービス、家族の心のケアと経済的なサポート制度について」と題し、市内のさまざまな相談窓口を案内した。まず入口となるのが地域包括支援センターで、「まだ早いかもと思ったときこそ相談のタイミング。早すぎることはない」と高齢者や家族に活用を促した。
パネルディスカッションでは、浦安市医師会副会長でひまわりクリニック院長の山田智子氏が進行役を務め、各講師の講演を振り返った。山田氏は最後、「認知症は脳の病気だと理解することが第一歩」と結んだ。
参加者の中で、認知症の親を持つという女性は「市内では介護サービスや相談窓口のほか、病院でも多様な取り組みがあるとわかり、もっと積極的に活用しようと思った」と話していた。

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