公開日: 2025年12月29日

<ご近所さんの生活 第60話 武井 怜>エッセイ漫画 【毎週更新】

baychibainfo
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市川市で暮らす、パパ(父)と、おっか(母)と、ごはちゃん(猫)と、私(武井怜)の日常の、漫画と文章です。
ちょっと気になる「ご近所さんの生活」を、我が家のでよかったら、見てもらえたら嬉しいなと思います。

 

【第60話】
まつ毛をくっつけてもらった話

この前、美容院で、まつ毛をくっつけてもらいました。私は、まつ毛をくっつけてもらうのは、5年ぶり以上だったので、どきどき、わくわくしました。私は、まつ毛をくっつけてもらったことが、ばればれになるような、まつ毛のくっつけてもらい方は、なんだか、おお、まつ毛、くっつけてもらったんだな、と、みんなから思われるのが恥ずかしいな、と思いました。だけど、せっかく、お金を払って、まつ毛をくっつけてもらうのだから、まつ毛をくっつけてもらう前と、まつ毛をくっつけてもらったあとで、あまり変わらないのも、さみしくて嫌だな、と思いました。だから、まつ毛をくっつけてくれる人、なんていうのかわかりません。だから、まつ毛ストさん、と書きます。まつ毛ストさんに、まつ毛をくっつけてもらったことがばればれなのと、まつ毛をくっつけてもらったのか、もらっていないのか全然わからない、の間くらいの仕上がりになるように、やってもらいました。まつ毛ストさんが、私に教えてくれたことは、私のまつ毛は、細いらしいです。あと、外向きに生えているらしいです。まつ毛ストさんが、私に、まつ毛をくっつけてくれている間、私は、心地よくて、眠っていました。夢をみたかどうかは、よくおぼえていません。

終わる頃に、まつ毛ストさんが、他に興味あるものとかあります?と、私に聞いてきました。私は、あ、営業だな、と思いました。私は、そのときに、これまで親切に接してくれているまつ毛ストさんに、いいえ、ありません、と答えると、冷たいかな、と思いました。それに、私は実際に、偶然にも最近、ティムとジョリーの爪のシールを買ったことをきっかけに、爪を、おしゃれにすることに、少し興味がでてきていました。だから私は、まつ毛ストさんに、ネイルとか、やってみたいんですよね、と言いました。爪を、長くはできないんですけど、短いまんま、ジェルネイルとかで、ぷっくりさせられたらいいな、とか思います、と言いました。そうしたら、まつ毛ストさんは、ああ、そうなんですね。うち、ネイルだけやっていないんですよね、と言いました。

 

<ご近所さんの生活>エッセイ漫画
前のお話はこちら

 

武井 怜

1988年生まれ。現在、両親と猫と千葉県市川市在住。動物、お笑い、海外のコメディ、甘いもの、お相撲などが好き。コミックエッセイ『気にしすぎガール~この世のあらゆる物事に気を遣いすぎる女の日常~』(KADOKAWA)発売中。

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