創作の舞台裏を集めた企画展
ミステリー作品がどのように生み出されていくのか、その「裏側」を紹介する「A Piece of MYSTERY 現代ミステリー作家の創作と思考」が開催されている。市川市在住の推理作家・石川智健氏の橋渡しにより、日本推理作家協会の協力のもと実現した企画展で、展示の中心は、作家が作品を構築する過程で生まれる小さなひらめきや試行錯誤、思考の転換といった創作の断片。完成したトリックそのものではなく、物語が形になるまでに散りばめられた「謎のかけら」に焦点を当てている。

展示物は、江戸川乱歩の創作ノートをはじめ、ミステリー作家たちが考案したトリックの見取り図、赤字が入った校正原稿、手書きメモ、愛用品など。編集者とのやりとりが書き込まれた校正原稿からは、作品が完成に至るまで幾度も推敲が重ねられた様子が伝わる。また、一冊の本がどのような工程を経て刊行されるのかを示す出版スケジュール解説パネルも設置され、制作の流れを視覚的に理解できる。
ミステリー作家によるトークショーもあり。詳細はHPで確認を。
| 日程 | 2月1日(日)まで ※月曜、12月28日~1月4日、1月13日・30日は休館。1月12日は開館 |
| 場所 | 市川市文学ミュージアム |
| 時間 | 10:00 ~19:30 (土日祝は10:00~18:00) |
| 料金 | 一般500円、シニア400円、高大生250円、中学生以下無料 |
| 問い合わせ | TEL: 047‐320‐3334/同館 |

