SNS投資詐欺被害を未然防止
浦安警察署(池田俊二署長)は、SNSによる投資詐欺被害を未然防止した功労で10月28日(火)、同署内で、京葉銀行行員の佐野薫さんに感謝状を贈呈した。
9月22日、同行の新浦安支店の窓口で、80代の女性が120万円の送金を依頼した。応対した佐野さんが念のため事情を尋ねると、女性は「相手から言われた」とラインのやり取りを見せた。投資目的だが相手のことはよく知らないという。また、送金先口座は個人名義だった。「投資のお金を個人口座に振り込むのは不自然」と疑いをもった佐野さんは上司と連携し警察に通報した。
佐野さんは普段は他支店で働いているが、その日は臨時で同支店にいたという。「SNSなどでの投資話や送金要求にはくれぐれも注意してほしい」と話した。
警察によると、女性は9月初めにラインでたまたま開いた広告がきっかけで、誘導されて相手とラインでやり取りするようになった。一度少額を送金したらすぐ配当金が届いたことから、信用してしまったという。
池田署長は「窓口でよく気が付き対処してくれました。詐欺の手口は多種多様で巧妙になっている。今後とも協力し合い被害の防止に努めたい」と感謝した。
