音楽を通して笑顔の輪を広げたい
子育て世代の男女や音楽好きの仲間が集まり今年9月に結成された音楽グループ「奏(かなで)アンサンブル」が10月18日(土)、大和田小学校で初めての演奏会「地域交流会ミニコンサート」を開いた。
この日は授業参観日。それに合わせて行われた交流イベントの一環で、午後から音楽室を会場に3回のステージを実施した。トランペットの音が高らかに響き渡ると、通りがかった児童たちが次々と足を止め、笑顔で音楽室に集まってきた。
メンバーは地元在住の保護者や音楽経験者など十数人で、子育ての合間に練習を重ねている。代表の冨樫さんは「デジタル音源が溢れている今こそ、子どもたちに楽器が奏でる生の音を体験してほしい。生演奏の力で地域に笑顔の輪を広げたい」と語る。
演奏では「手のひらを太陽に」「風になりたい」「ケセラセラ」「ジャンボリーミッキー」など、子どもたちに親しみのある曲を中心に披露。おなじみのメロディーに合わせて手拍子する児童の姿も多く見られ、会場は温かな一体感に包まれた。
奏アンサンブルでは今後も、地域の学校や保育園、イベントなどでの演奏活動を計画中。「親も子も一緒に気軽に音楽を楽しめる場をつくりたい」と話し、音楽を通した温かい地域づくりを目指している。
