公開日: 2025年11月14日

第6回全国国府サミット in 市川

行徳新聞
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国府が置かれたまちが下総に集結

市川市にはかつて国府台や国分周辺に「下総国(しもうさのくに)」の国府が置かれていた。その市川で10月18日(土)、第6回全国国府サミットが開催され、会場の市川市文化会館(てこなホール)に「国府」が置かれた全国20の自治体関係者が一堂に会した。
オープニングは各地の首長や代表者が古代装束姿で登壇。田中甲市長が開会を宣言すると、会場から大きな拍手が送られた。

磯田道史氏の特別講演と各地のお国自慢

国府は、奈良・平安時代、全国68カ所に置かれ、地方行政の中核を担った。
テレビでもおなじみの歴史家・磯田道史さんが、古墳時代から律令制度へと移行し国府が生まれるまでの歩みについて講演。「国府があったのはその地域の誇りであり、文化遺産として大切にしてほしい」と結んだ。
参加自治体はステージで国府に関する取り組みを報告したほか、ロビーでお土産などのブースを出展し、地元をPR。また、「国府の歴史や文化を次世代に継承し、希望に満ちた未来につなげます」など4項目の共同宣言を採択した。
ステージでは国府台女子学院や八幡、菅野、妙典の3小学校の合唱部による合唱、和太鼓グループ「手児奈太鼓」の演奏などが行われ、最後に市川市出身のソプラノ歌手、菅谷茉友さんの独唱「TEKONA」(手児奈万葉歌オリジナルメロディー大賞曲)が披露され、会は無事閉幕した。


特別講演を行う磯田道史さん

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