パレードや仮装コンテストなど盛りだくさん
行徳の秋の風物詩「行徳ハロウィン」が開催される。今年で11年目。2015年の立ち上げ時から深く関わってきた行徳・南行徳商店会連合会の藤田晑士会長(藤栄ハウス㈱代表取締役)に思いを聞いた。
「行徳ハロウィン」は「行徳まつり」から始まった。かつて第七中学校をメイン会場に開催されてきた行徳まつり。当時の実行委員長が「まつりをさらに盛り上げたい」と、行徳商店会連合会に協力を依頼してきたという。
話し合いを重ね、会場を行徳駅前に移すことを検討し、駅前公園や商店会周辺道路での開催が決まった。さらにこの機会に何か新しい企画をと考えた藤田さんたちは、「ハロウィン」というイベントに注目した。その理由を藤田さんはこう話す。
「ハロウィンは、準備も当日のパフォーマンスも1人ではできないんです。家族や仲間でアイデアを出し合い、力を合わせてこそできるもの。お互いを大切にし、思いやる心が大切です。青少年育成に大事なものがそこに詰まっているんです」
今年も大勢の参加者が、家族や仲間たちと力を合わせ、趣向を凝らした衣装とパフォーマンスを準備して、26日の本番を待っている。「たくさんの方に見に来てほしい。応援して、一緒に盛り上がってください」と藤田さん。
また、例年人気の「福引抽選会」は、景品もグレードアップして駅前公園会場内行徳本部ステージで開催される。最後まで残っていた子どもたちに「お楽しみ」があるかも。
藤田さんの狙い通り、ハロウィンパレードは注目を浴び、1回目から約1000人の参加者を集めた。その輪はさらに広がり、今や市内外からも多くの親子やパフォーマーが参加するイベントに成長した。
「10年経って行徳ハロウィンは1つのイベントとして確立しました。感慨深いですね」と藤田さん。
「11年目の今年はどんなパフォーマンスが繰り広げられるか、楽しみです。みんなで一緒に楽しみましょう」