公開日: 2025年9月19日

いちかわのまちづくりリーダーたち ~いちかわTMO講座修了生紹介~

いちかわ新聞
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水野方美さん(八幡在住)

TMOでの学び・交流で気付けたこと

娘の学校で役員などの活動をしながら、主婦として家族を支えていた水野さん。広報で見たTMOの受講を決めたのは、「市川市に暮らして20年たつのに、市のことを何も知らない」と思ったからだった。
受講してみると、周りはすでに地域活動をしていたり、目的意識を持っている人たち。そんな中で当初は「自分が何をしたいのか分からないまま」受講していたというが、その学びは確実に水野さんの糧になっていく。
転機となったのは、目にした起業家コンテスト。登場したキャラクターたちを見ながら、なぜ会場が市川市なのに市川市のキャラクターがいないのだろう、と疑問に思った。
もともと、ぬいぐるみやキャラクターなどかわいいものが大好き。全国のご当地キャラクターをとことん調べ、考えるようになった。
「TMOでの学びや講師・仲間との交流で、自分とは何か、自分が何をしたいのか、改めて気付くことができました」

市川市のご当地キャラクターを知ってほしい

東京23区に隣接する街を調べると、川口市、松戸市に次いで市川市は3番目に人口が多いことが分かった。しかし知名度は高いとは言えない。ならば、キャラクターを活用して市川市を知ってもらえばいいのではないだろうか。
「ご当地キャラクターの条件は、地名や特産品などその土地のものを入れること。つまり、キャラクターを知ってもらうことは、その市町村のことを知ってもらうことにもつながるんです」
動植物園の「市川梨丸」や商工会議所青年部の「いちかわうそ君」など、市川市には市役所や関連事業のご当地キャラクターが9体いる。しかし残念ながら、市民にさえあまり浸透していないキャラクターも。
「まずは市川市のキャラクターを知ってもらいたい。キャラクターについて語り合うイベントを開催するなど、広めるためにどう活動するか、探っていきたい」と、意気込む。

ご当地キャラクターで人も街も元気に

忙しない日々の中で、自分のことに手をかけられない人は少なくない。でも、少しでも自分の癒しやがんばりにつながるものを見つけられれば、活力になる。その癒しをキャラクターが担ってくれることを、水野さんは期待している。
「ご当地キャラクターファンの中には、キャラクターに会うために遠方まで足を運ぶ人も。市川市のご当地キャラクターも、個人と市川市、双方の活力になれば一石二鳥ですよね。時間がかかっても思いがあればきっと実現できる。TMOでの学びを、これからも少しずつ実践していきます」

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