公開日: 2025年9月5日

杉板で「本立て」作りに挑戦 小学生夏休み木工教室

行徳新聞
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初めてのノコギリに大奮闘!

8月17日(日)、市川市行徳ふれあい伝承館の主屋裏庭で、行徳まちづくり協議会(中台洋会長)による「小学生夏休み木工教室」が開催され、子どもたちは汗を流しながら「本立て」作りに挑戦した。
同協議会では、寺町行徳の景観をより魅力的にするため、寺のブロック塀を板壁にする「板塀プロジェクト」を進めている。今回は、その作業で余った杉板を活用して行われた。


子どもたちはスタッフや保護者のサポートを受けながら、サンドペーパーで板を磨き、ノコギリやトンカチにも挑戦した。ノコギリはなかなか思いどおりに切れず、悪戦苦闘。何度も手を止め、深呼吸したり汗を拭いながら挑み続けていた。
6年生の女子は「最初にノコギリを当てて切り始めるのが難しかった!」と真剣な表情で語り、一方、5年生の女子は「思ったより上手にできました。まっすぐに切るのが大変でちょっと曲がっちゃったから90点かな」と笑顔で完成品を見つめた。仕上がりに納得がいかず「この歪みを直す方法は?」など、質問を繰り返す熱心な男子も。


「ノコギリは力加減が難しいが、子どもは飲み込みが早い。最初はぎこちなくても、直線を切り終えるころにはコツをつかんでいるんです」とスタッフは感心する。
サポートに大忙しだった同会メンバーは「最近は自分で使うものを自分で作る経験が少ない。実際にノコギリやトンカチに触れ、木材に親しんでもらえたらうれしい」とほほ笑んだ。
「家庭では準備が難しい工作。とても良い経験をさせてもらった」と保護者からも喜びの声が聞かれ、子どもたちにとっても夏休みの良い思い出になったようだ。

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