土・日・祝日限定で解放される「緑の国」は、行徳鳥獣保護区の南西側に位置する周辺緑地に設置された観察路。雑木林の中には遊歩道が整備されており、自由に自然散策を楽しみながら動植物を観察することができる。
猫実川にかかる木の橋を渡って「緑の国」へ、いざ入国!
行徳高校と塩浜学園の裏側にあたる通路は、外壁も見えてまだ人工的な雰囲気。
「ちょっとのぞいてみよう」という看板に誘われ、1歩足を踏み入れれば、自然を体感できる緑道が続いていく。
散策路は、履きなれた歩きやすい靴で行く方が良い。雨が降った後のぬかるみにもご注意を。蚊などに刺されないよう、肌をできるだけ露出しない服装で、予め虫よけスプレーを肌に塗っておくこともオススメ。
この樹々は、小鳥たちが木の実を食べ、そのフンから種が土で芽吹くことで生えて行った。長い時間をかけて森へと育っていったという。
散策路にある看板には、この場所で観察できる動植物について解説されており、学びながら歩くことができる。
園路に2か所の観察壁が設けられ、カワウのほか、カモ、サギなど野鳥たちの暮らしをのぞくことができる。鳥たちに気付かれないよう身を潜めながら、存分にバードウォッチングを楽しんでみては?
自然の干潟や湿地が整備され、水生植物も多く見られる。
「緑の国」は、自然との触れ合いを通じて、環境保護の大切さを感じられる貴重な場所。都会の喧騒を離れ、森林浴をしにふらりと散策するにも良いし、今のシーズン、子どもたちの夏休みの自由研究にもぴったりの場所。なお、動植物の採集はできないのでご注意を。
「NPO行徳自然ほごくらぶ」が、植物や昆虫に関する観察イベントを定期的に行っているので、こうした機会も活用して、自然環境に関する理解を深めたい。
NPO行徳自然ほごくらぶ公式サイト
施設情報
■ 緑の国
住所:市川市福栄4丁目31−11
開園:
毎週土曜・日曜・祝日
9:30-16:30(11月から2月は15:30まで)
入場は閉園30分前まで
入場料:無料
※ペットを連れての入園は禁止
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