行徳鳥獣保護区で初記録
エメラルドグリーンやコバルトブルーに輝く神秘的な羽色から「森の宝石」とも呼ばれる野鳥「ブッポウソウ」が、6月22日に市川市新浜の行徳鳥獣保護区(市川野鳥の楽園)で、NPO行徳自然ほごくらぶにより確認された。保護区の開設以来、初記録。移動の途中だったようで、翌日以降は見られていない。日本では初夏に社寺林や森などに飛来するが、1980年代に急減、姿を消した地域も多い。国内の繁殖地のうち4カ所が、国の天然記念物。環境省の「レッドリスト」(絶滅のおそれのある生物のリスト)でも絶滅危惧種(ⅠB類)となっている。
行徳鳥獣保護区で記録された野鳥のうち、現在レッドリストに掲載されている種は多数。一度だけの記録や、すでに見られなくなった種もいるが、今でも30種を超えるレッドリスト掲載種(環境省及び千葉県)が、毎年保護区に姿を見せている。保護区内は普段は立入禁止だが、日曜日などに観察会を実施している。詳細は「行徳自然ほごくらぶ」ホームページ等を参照。
■NPO行徳自然ほごくらぶ
TEL: 070-1491-9898
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