家に帰れなくなっていた高齢者を交番へ
6月20日(金)、高齢者を適切に保護したとして、梶山大介さん・梶山日向子さんに池田俊二浦安警察署長から感謝状が贈呈された。
梶山さん夫妻宅のインターホンが鳴ったのは5月12日(月)の早朝5時。鳴らしたのは面識のない高齢の女性で自宅と間違えている様子だった。名前は答えられるものの、自宅住所はわからないという女性。「おそらく認知症で、自力で家に戻ることができなくなっているのでは」と感じた梶山さん夫妻は浦安駅前交番まで女性を連れて行き、署員に引き渡した。
「知らない人がインターホンを押したことに最初は驚いたが、交番までの道すがら、女性が落ち着けるよう何気ない会話をしました」と日向子さん。また、大介さんは「電話で警察に通報をとも考えたが、警察官が到着するまでの間に女性がまたどこかに行ってしまいそうだったので、それなら自分たちが安全な場所に連れて行こうと、3人で交番へ行きました」と話す。 その後、女性は無事に家族のもとに帰ることができたという。
池田署長は「車にひかれる恐れもあり、またこれからの季節は熱中症などの心配も出てくる。命に関わることもあるので交番まで連れて行ってくれて本当にありがたい」と感謝の弁。そして道に迷っている高齢者を見かけたら遠慮なく110番へとも述べた。