公開日: 2025年7月4日

屋内水耕栽培の「畑」が新井に!とまり木ふぁ~む【行徳】

baychibainfo
  • シェア
  • twitter

 

行徳バイパス沿いの新井小学校入口交差点の角に、グレーの壁色のスタイリッシュなお店がある。
昨年9月にオープンした、水耕栽培の野菜販売店「とまり木ふぁ~む」だ。

 

ここでは、屋内で様々な野菜を栽培し、販売している。水耕栽培は、小さな四角いスポンジに種をまき、水で農作物を育てる手法。
LEDライトが太陽の代わりなので、悪天候にも猛暑にも左右されず、安定した環境で育てられる。

 

店内には小窓があり、野菜が育っていく様子を観察できる。プラント内はまるで大学の実験室のようだ。

土は使わず、虫もつかない衛生的な環境のため農薬は使っていない。サっと洗うだけで食べられる。露地栽培で作られた野菜に比べ、栄養成分が野菜に残りやすいそうだ。
また、繊維が柔らかく苦味が少ない野菜ができるという。

 

採れたて野菜が100円から。この日は、サンチュ、クレソン、こまつな、そして、細かいフリル状の葉をもつレタスの品種・オテリーなどが売られていた。
葉もの野菜だけでなく、ミニトマトも販売!水耕栽培でミニトマトができるとは驚きだ。

 

とまり木ふぁ~むは、就労継続支援B型の施設。一般企業で働くことが難しく、雇用契約に基づいた就労が困難な人たちが働ける場所として運営している。それぞれの得意分野を活かしスタッフ同士が協力しあって野菜を育てたり販売したりしている。

管理者の安久津さんは「水の流れる音やグリーンに囲まれた環境が、心を落ち着ける効果もあるんですよ」と柔らかな笑顔で語る。

 

立派な小松菜(200円)をひとつ購入。第55回全日本野菜審査会で1等特別賞を受賞した「いなむら」という品種で、水耕栽培のイメージを覆すほどの大きさだ。

包丁で切った手応えからも瑞々しさを感じる。シャクっと音のする心地よい歯ごたえ。味もしっかり。あえて、少しの塩とゴマだけのシンプルな味付けのおひたしにしてみたが、とても美味しかった。

店舗情報

とまり木ふぁ〜む
市川市新井2-21-2-101 美鈴ビル
・営業時間 10:00~16:30
・定休日:土日祝日

 

ほかの「記者あしも」の記事はこちら

 

  • シェア
  • twitter

月別アーカイブ