公開日: 2025年7月4日

【 四季の養生】体内の余分な水分を排出する働きがある「とうもろこし」

行徳新聞
  • シェア
  • twitter

「食」は健康の源。季節の食べ物をしっかりとって元気でいたいもの。薬膳のプロフェッショナルが「旬の食物」を紹介します。

今月の食物 とうもろこし

梅雨が明けると、本格的な夏到来。雨季の湿気が体の中に残り、むくみによる体のだるさを感じる中、容赦なく訪れる猛暑。食欲は減退します。ついつい冷たいものを欲し、それが悪循環になります。
必要な水分はとりつつ、できるだけ余分な水分や熱を体内に溜め込まない食生活を心がけることが、夏を元気に乗り越える秘訣です。
今回は、夏を代表する野菜のとうもろこしと山芋を使った「変わりお好み焼き」です。
とうもろこしには体内の余分な水分を排出する働きがあり、山芋は滋養強壮の効果があります。食欲のないときでも箸が進みますのでお試しください。

変わりお好み焼き

■材料

  • とうもろこし1/2本
  • 山芋150g(棒状の一般的な長芋)
  • シソの葉5枚くらい
  • 小麦粉大さじ3
  • 塩胡椒適量
  • 顆粒鰹だし5g

サラダ油適量

■作り方

①山芋の皮を剥きすりおろす。
②とうもろこしは長さを半分に切り、立てて包丁で実を削るように取る。
③シソの葉は千切りにする。
④ボウルに全ての材料を入れよく混ぜる。
⑤フライパンで油を温めたら、④を好みの大きさに広げる。両面に焼き色がつくまで焼いたら出来上がり。

「食べる薬」と言われ、薬味にも使われる大葉を加えることで、香りから食欲が増進されます。削り節などをかけて召し上がれ。

桑原祐美(くわばらひろみ)
国際中医薬膳管理師。中国黒龍江中医薬大学日本校で漢方・薬膳を学ぶ。薬膳料理教室「花凜」主宰。大手介護グループの薬膳監修。

 

  • シェア
  • twitter
The following two tabs change content below.

月別アーカイブ