市川市とウエルシアが移動販売で協定締結｜ベイちばinfo：市川行徳浦安葛西の情報サイト

買い物不便地域の解消に
事前注文で医薬品も

市川市とウエルシア薬局株式会社は、移動販売の実施に関する協定を結んだ。６月３日（火）、市役所第一庁舎で協定締結式を行い、協定に基づく移動販売は同日にスタートした。
締結式には市川市の田中甲市長、ウエルシアの野田紗世埼玉千葉営業統括部長らが出席した。

田中市長は「高齢者、障がい者、子育て世帯など買い物に出かけにくい住民のために、移動販売が求められている。特に、医薬品も扱うことができるのはドラッグストアならでは。市内の買い物不便地域の解消につながることを期待します」と述べた。
ウエルシアは、２０２２年５月の静岡県島田市を皮切りに、全国各地の自治体と組んで移動販売車を運行してきた。その実績が認められ、今年２月には、経済産業省の「買物困難者対策に資する新たな流通事業コンテスト」で優秀賞を受賞している。
全国で34例目となる市川市では、市職員のデザインチームが手掛けたラッピングデザインの移動販売車を使用。ウエルシアのＳＮＳ公式マスコットキャラクター「うえたん」と、市動植物園の人気者のコツメカワウソ、レッサーパンダが仲良く並ぶイラストが目を引く。
締結式に同席したウエルシアの星部長は「このようなラッピングをしていただいたのは初めて。市民の皆さまにも親しんで利用していただけると思います」と、笑顔で話した。
移動販売では食料品や日用品、医薬品（事前注文）を扱うほか、市税・公共料金・各種料金の支払いも可能。現金、クレジットカード、デジタル地域通貨ＩＣＨＩＣＯ、電子マネーなど、決済方法も多様だ。
移動販売は年末年始を除く月曜日～金曜日。運行スケジュールは市ウエブサイトで確認できる。