6月28日(土)、押切水門前の湊水神宮の例祭「湊の水神宮まつり」が今年も行われ、堤防沿いの遊歩道に露店がズラリと並び多くの人で賑わった。
かつて生活水路でもあった江戸川沿いにある湊水神宮は、地元漁師の豊漁や海難除けの守り神として崇められてきた神社。
この祭礼は、毎年6月最終週の土曜日に、船の安全運航のほか、夏場に川遊びをする子供たちの水難除け、水泳場辰を祈願するため行われてきた祭りだ。最近では無病息災や家内安全、学業成就などを祈願する人も多いという。
午後1時ごろから祭りが始まり、夜9時頃まで大勢の人が訪れた。参拝者には「おこもつ」と呼ばれるお菓子の袋詰めが手渡される。
なお、「おこもつ」は「お供物(おくもつ)」の行徳弁。
お宮の前にはお札授与所が設置され、おみくじ、御守りのほか、オリジナルTシャツなどグッズ販売も。
この祭りは、湊自治会の方々が人の誘導や警備も含め、てきぱきと運営している。
旧江戸川堤防沿いの遊歩道には露店が100店舗ほど並んだ。遊歩道は安全のため一方通行で、夜のとばりが降りるにつれその列が伸びていき、多い時では最後尾が伊勢宿のあたりまで伸びたそう。
鮎の塩焼き、焼鳥やかき氷、射的にヨーヨー釣りにスーパーボールすくい…。子ども達のグループや親子連れを中心に賑わいをみせた。
行徳街道沿いの神酒所には、水神宮の神輿と獅子頭が祀られていた。
35度近い猛暑日となったこの日。梅雨は明けていないものの、いよいよ行徳に夏が訪れた!という気持ちになった。
施設情報
湊水神宮
市川市湊1-22
ほかの「記者あしも」の記事はこちら