『恒子の昭和』
笹本恒子/写真・文(小学館)
紹介してくれたのは…浦安市立中央図書館 高橋さん
〈おすすめコメント〉
大正生まれの笹本さんは、日本初の女性報道写真家です。107歳で亡くなられましたが、戦後の激動の時代、昭和に生きる人々をカメラにおさめてきました。100歳を超えても現役のカメラマンとして活躍されていた方です。
「人生に“もう遅い”はありません」と語っていた笹本さん。大先輩の生き方は、私たちに元気と勇気を与えてくれます。いつまでも若々しく活動的だった笹本さんのエッセイや写真集の中から、戦前から戦後の復興とその後を中心に撮影された写真集を紹介します。
どの写真にもドラマがあり、見る人に何かを語りかけてくるようです。時代の目撃者として、被写体への敬意と愛情が感じられる写真の数々は、次世代へ語り継ぐべき贈り物です。