「グリーンとホワイトのテント屋根がかわいいでしょ?」と、婦人服ブティック「gracey(グレイシー)」オーナーの安路賀恵子さんが、元気いっぱいに笑顔で出迎えてくれた。
33年間営業を続けてきた場所から、3軒隣の場所に移転。4月25日にリスタートした。
無理なくマイペースで続けられるように、営業は週に4日だけ、午後のみ。
「年取ったら体が大事だからね。コンパクトな売場にしたくて移りました。」と話す。
「大人かわいい」がコンセプトの商品ラインナップは、安路賀さんの長年の目利きセンスで1点ずつセレクトしたもの。
「年を重ねていくと、気づくとシミもシワも増えていくでしょ。でも明るい色や華やかな柄の服を身にまとえば、洋服からエネルギーをもらえるのよ」。
Tシャツひとつとっても、ほかにはないデザインが施されている。
ずらりとハンガーにかかった洋服は、袖の切り替えが入ったものや、パっと目を引く柄の服が多い。日本製はもちろん、イタリアやスペインの輸入ブランドも多い。
「よそにない感じの、うちでしか手に入らないようなデザインのアイテムを仕入れるの。価格は安くはないと思う。でも上質で面白いものを揃えてますよ」。
この日、トルソーに着せられていたコーディネートは一見シンプルな装い。
斜めがけのバッグはスペイン製(31,900円)。ポケットも多くて普段使いにも重宝しそう。色違いのホワイトとグリーンは瞬く間に売れてしまったという。常連さんもおしゃれの感度が高いのか、無難なものより個性を表現できるものを好むようだ。
胸元のフリルがポイントの長袖ブラウス(19,800円)は、丈が長めで気になるお腹周りやお尻をカバーしてくれる優れもの。
「その白のフリルブラウスに、こんなパンツを合わせても素敵じゃないかしら?」と取り出してくれたのは、外国のタイルのような柄のパンツ(21,780円)。
どこか旅行に行く時のおしゃれにもピッタリ。
店の正面の棚にはバッグや帽子など小物も並ぶ。お客様からいただいたプレゼントも飾ってある。
中高年になると、着る服に困る。若ぶってみえるのも嫌だし、無難にまとめるのも味気ない。そんな時には、安路賀さんが手際よくコーディネートを提案してくれる。
開放的な雰囲気になったので、是非お店を訪れてみては。
店舗情報
gracey
住所:市川市行徳駅前2-25-6 1F
営業時間:13:00~18:00
定休日:月・火・金
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