全国大会2連覇を報告
5月12日(月)、2024年度日本フラッグフットボール選手権で昨年に続き2連覇を達成した「リバーサイドギャンブラーズ市川」のコーチと選手が、田中甲市長を表敬訪問した。
参加者が増え続ける新しいスポーツ
リバーサイドギャンブラーズ市川は関東フラッグフットボールリーグ(シニア・一部)に所属するフラッグフットボールのチーム。1999年に発足し、江戸川の河川敷や広尾防災公園の人工芝グラウンドで練習を重ねている。メンバーの一人(高校生)がU‐17日本代表に選ばれ、今年の世界大会に出場予定だという。
この日、市役所を訪れたのは、選手兼コーチの高山裕さん、田口雄介選手、中山勲選手の3人。市長は「昨年に引き続き、全国優勝おめでとうございます」とチームの健闘をたたえた。
フラッグフットボールはロサンゼルス2028オリンピックで追加競技として実施が認められている。
高山さんは、「河川敷で楽しく遊んでいただけだったのに、気が付けばオリンピック種目になっていて本当にうれしいです。もともとはアメリカンフットボール出身の選手が多かったのですが、オリンピック競技に決まってからは、他競技からの選手も参加するようになりました」と喜びを伝えた。
タックルのないアメフト
フラッグフットボールは、アメリカンフットボールを基に1940年代にアメリカで誕生した。相手プレーヤーの腰につけたフラッグをとる、タックルは禁止という安全性を高めたスポーツで、レクリエーションやトレーニングとして考案された。
文部科学省は、小学校のボール運動における「戦術的な動き」を学ぶ教材としてフラッグフットボールを紹介し、現在では小学校の体育授業にも取り入れられている。
「最近では『小中学校でやっていたので』と入ってくる選手もいて、裾野が確実に広がっているのを感じます」と 中山選手。
田中市長は「子どもの頃からフラッグフットボールを経験すれば、チーム戦術や協力の大切さも学べますね。今後の活躍を楽しみにしています」と期待を寄せた。
(向かって左から)田口選手、中山選手、田中市長、高山選手兼コーチ