うちなんちゅ(沖縄県民)が普段食べている家庭料理や食堂の味を再現した、本格沖縄料理の店「なかゆくい」。
行徳駅から海側へ徒歩2分にある胃袋のリゾート地だ。沖縄から取り寄せた赤い屋根瓦が目印。
店内に入るとズラリと並ぶ泡盛の瓶の多さに驚く。沖縄県内全酒造場の泡盛、180種類以上を常に取り揃えているという。メニューブックには、名刺サイズのカードに味の違いや蔵元のこだわりポイントなどが書かれ、選ぶのも、ひとつひとつ読むのも楽しい。
グラス売り500円からあるので気軽に試せる。
また、呑み比べセットも「酵母違い」「度数違い」「島違い」など色々なパターンが用意されている。迷ったら、利き酒師である店主にアドバイスをもらうのも手!
豊富な知識でひとりひとりの好みに合った泡盛を紹介してくれる。
沖縄本島から直接取り寄せた食材で店主が腕をふるう料理は、その全てが旨い。
「てびちの煮つけ」(800円)は豚足をじっくり煮込んだ料理。甘みの強い醤油味で、コラーゲンたっぷり♪ここに何年も通う筆者が必ずオーダーする、イチオシの逸品だ。
見た目のインパクトが強いのは「ぐるくんのから揚げ」(850円)。1匹まるごとを揚げ、骨も頭もバリバリとスナック感覚で食べられる。カルシウム摂取に最適。身は淡泊でやわらかくホロホロ食感。ただし調理時間がかかるので、早めにオーダーしておこう。
「ゴーヤチャンプル」(800円)にもこだわりが。
沖縄では普通に使われてるが、内地ではあまり見かけない「コンビーフハッシュ」を使用。 豆腐は島豆腐。塩味が効いていてオリオンビールが進む一品。
「ポーク玉子」(700円)は、ポークランチョンミートと薄く焼いた卵焼きのセット。
大衆食堂の定食メニューのひとつで、沖縄のソウルフードと言える一品。これもまたお酒がぐんぐん進む。
「ひらやーち」(850円)は、韓国のチヂミに似た薄いお好み焼きのようなもの。
沖縄紅豚のバラ肉を使っている。沖縄料理のメニュー名は想像がつかないのもまた一興。
ちなみに「なかゆくい」とは「中休み」という意味。足が楽な掘りごたつ状のテーブル席3つと、おひとり様でも気軽に過ごせるカウンター席があり、ゆったり過ごせる。
お酒だけでなく、A&W ルートビアのほか、マンゴーやパイナップルなど、ノンアルコールドリンクも豊富。お酒の飲めない人やお子さんも十分にリゾート気分が味わえる。
今年の8月2日で10周年を迎える「なかゆくい」。記念イベントはこれから企画するとのこと。
店舗情報
なかゆくい
住所:市川市行徳駅前2-8-15
050-5485-6981
営業時間:18:00~24:00(L.O.23:30)
定休日:月曜
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