来春、サルの空中回廊が登場
市川市動植物園は、今年度内にサルの共有放飼場(遊び場)を新たに整備する。
共有放飼場は幅3m・奥行8mの広さで、園内で飼育されているサルのうち、エリマキキツネザル・ボリビアリスザル・マンドリルの3種のサル舎との間を、高さ約3mの通路(回廊)で接続。1種類ずつ日替わりで使用できるようにする。
「これまでのサル舎は、広さや、午後の日当たりが悪いなど、いくつかの面で課題がありました。新しい放飼場は、日当たりの良い場所。3種の小型のサルがのびのびと遊びまわる広さも確保できますので、生活環境の向上にも役立ちます」と、動植物園課の安永崇課長は話す。
また、元気に遊びまわるサルの姿だけでなく、空中回廊をサルが通行している迫力のシーンを下から見上げることができるのも、同園の新たな魅力として期待される。
「今年3月から実施しているヤギの空中散歩が、青空とヤギの組み合わせが写真映えすると人気を集めています。頭上を歩くサルの姿も、同様に来園者の皆さまに楽しんでいただけると思います」
整備費の予算額は2500万円。市はそのうち1000万円を目標として、クラウドファンディングを実施している。整備工事はこの夏~秋を予定しており、来年3月中の完成を目指す。
初夏の動植物園を楽しもう
市内にありながら意外と同園に行ったことがない、または久しく行っていないという人も多いかもしれない。イベントを開催したり、季節の見どころもさまざまあるので、魅力を再発見しに出かけてみてはいかがだろうか。
そこで、これから楽しめるポイントを安永課長に聞いた。
「今月末頃にはアルパカの毛刈りを行う予定です。毛刈りは非公開で実施しますが、毛刈り後のほっそりとスリムになったアルパカの姿を見られるのはこの時期だけですので、ぜひお越しください」
6月1日(日)には同園の観賞植物園で第11回ペルー文化発信イベント「フィエスタ!フィエスタ!!フィエスタ!!!2025」が開催される。ペルーの食や文化、音楽、ダンスなどを楽しめる貴重な機会になりそうだ。
日程 | 6月1日(日) |
時間 | 11:00~15:00 ※小雨決行 |
場所 |
観賞植物園(市川市動植物園より徒歩10~12分)
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入場料 | 無料 |
イベントに関する問い合わせ | andino.kikaku@gmail.com |
市川市動植物園に関する問い合わせ |