
市川市で暮らす、パパ(父)と、おっか(母)と、ごはちゃん(猫)と、私(武井怜)の日常の、漫画と文章です。
ちょっと気になる「ご近所さんの生活」を、我が家のでよかったら、見てもらえたら嬉しいなと思います。
【第72話】
おしりの話
ごはちゃんが、亡くなりました。ごはちゃんは、私が19歳のときに出会って、それから亡くなるまで、ずっと、強く生きてくれました。この日がくることを、私は、実家に帰ってから毎日、心のどこかでこわがっていました。だけど、実際にこの日を迎えてみると、今では、ごはちゃんが亡くなったのは、前のお話に書いた、かものスリッパに、お尻の穴をつつかれたからではありません、という冗談まで言えたりして、思っていたよりも大丈夫です。それは、ごはちゃんへの想いが、その程度だった、というわけでは絶対にありません。私は、パパが泣くところを生まれて初めて見たし、ごはちゃんの死は、武井家にとって、ものすごく大きな悲しみです。だけど、私は、ごはちゃんが、さよならの天才だったことと、私が、残された私は、さみしくても、ごはちゃんがいない世界で、生きていかないといけないからと、一所懸命なのと、周りの人の存在のおかげで、思っていたより大丈夫なのです。パパもおっかも、同じような気持ちなんじゃないかな、と思います。
ごはちゃんを火葬する日、お寺のお坊さんのお経で、おしりきたなく、と聞こえたところがあった、と、おっかが教えてくれました。
<ご近所さんの生活>エッセイ漫画
前のお話はこちら
武井 怜
1988年生まれ。現在、両親と猫と千葉県市川市在住。動物、お笑い、海外のコメディ、甘いもの、お相撲などが好き。コミックエッセイ『気にしすぎガール~この世のあらゆる物事に気を遣いすぎる女の日常~』(KADOKAWA)発売中。










