参加者には「行徳の塩」の配布も
昭和30年に行徳町、昭和31年に南行徳町が市川市と合併して70年となる。これを記念し「行徳・南行徳 市川市と共に歩んで70年記念講演会」が1月23日(金)、行徳文化ホールI&Iで開催された。
行徳・南行徳地区は古くから海と川に恵まれ、塩づくりや海苔漁などの漁業が盛んだった。昭和40年代には埋め立て地の造成や、東西線・バイパスの開通で現在の街並みへと変貌。一方で、市川市無形文化財に指定される神輿文化など、独自の歴史と文化も育んできた。

式は、末広太鼓による力強い呼び込み太鼓の披露からスタート。前半は安達宏之氏(特定非営利活動法人三番瀬フォーラム理事長)が「三番瀬の再生と海辺の街づくり」をテーマに講演。トビハゼが生息する江戸川河口の生き物を動画で紹介し、アマモ再生など海の再生活動について解説した。
続いて、市立第七中学校吹奏楽部が登場。昨年の日本管楽合奏コンテスト全国大会で最優秀グランプリ賞・文部科学大臣賞を受賞した実力校で、演奏は「マツケンサンバ」から始まり、最後の「ふるさと」では会場が一体となった。

後半の座談会は峰崎進氏(行徳郷土文化懇話会)がコーディネーターを務め、「行徳・南行徳の『これまで』と『これから』」をテーマに、行徳まちづくり協議会の田中愛子氏、郷土史家の鈴木和明氏、田中甲市長が意見を交わした。田中愛子氏は「今の行徳は多様な地域の人々が集まり発展している。新しい人たちとともに新たな歴史を作りたい」と語った。
また、行徳の塩復活に取り組む漁師・福田武司さんの活動が映像で紹介される場面もあり、この日の参加者全員に三番瀬の海水で作られた「塩」が配布された。








