道行く人に注意喚起を呼び掛ける
12月10日(水)、市川市行徳防犯協会が主催する歳末防犯パトロールが行われた。この活動は、行徳・南行徳・妙典の自治会や商店会など76団体の関係者と、警察および市が協力して取り組んでいるもので、20年近く続いている。

10月の行徳地区に続き、12月は妙典地区での実施となり、この日、白妙公園で出発式が行われた。行徳警察署相川隆一署長は、近年増加傾向にある犯罪は、警察官をかたる電話de詐欺と、SNSを用いた投資詐欺だとし、「投資詐欺は、犯罪組織が作ったアプリを介してあたかも儲かっているように思いこませ増資させるため、被害額が高額化する。また、自転車の盗難被害も例年同様多発している。行徳警察署としては、引き続きパトロールを強化し、犯罪抑止と検挙に努めます」と話した。
その後、妙典駅の北側と南側に分かれてパトロールを開始。全員でチラシとダイヤル式ワイヤーロックを配布しながら行き交う人々に注意喚起を行った。
妙典エリアは、平坦な地形と駐車場が少ないという点から、特に自転車の利用者数が多い地域だという。「駅周辺に停めてある自転車はおおむね施錠されているが、自宅では施錠しない人が多く、窃盗被害が多発する。駅から離れた住宅街が狙われがち。自宅でも必ず施錠をしてください。1台につき2ロックを推奨します」と生活安全課の林輝夫課長は呼び掛けた。
